バターもお砂糖もいらない、秋の贅沢なケイクのレシピ。
芋・栗・かぼちゃにときめいちゃう、甘党foodieにおすすめの、ケイクのレシピができました。
かぼちゃを蒸さずに、生のカボチャから作るので、とってもカンタン。バターもお砂糖もつかわずに、おいしいは作れる。イメージは、低温でじっくりカボチャをローストしながら甘みを引き出す感じ。素材の味をじんわりと引き出して、やさしいケイクを焼きましょう。(今日はちょっと気取ってケーキをケイクと言いたい気分!)
ミキサー、あるいはフードプロセッサーがあれば、ぜひ。
まずは生のかぼちゃをカットして、フードプロセッサーへ。ここに材料をどんどん足していきます。
(フードプロセッサーの強度はお持ちの機器によって差があるので、機器の説明に従ってください。種類によっては、かぼちゃを粉砕できず、機器破損のおそれもあります。)
お砂糖は使わずに、メープルシロップを使って。この、メープルシロップの水分が、生地全体の柔らかさをコントロールする大事な役割。デーツシロップ、アガベシロップなどでも代用できます。
つづいて、米油、卵、お塩をパラリ。フードプロセッサーをガーッと回して。
別のボウルでは、小麦粉と重曹を混ぜ合わせて、下準備。今日は五穀粉!
たっぷりの自家製パンプキンスパイスミックスも投入します。自家製といっても、シナモン、ジンジャー、オールスパイス、グローブを好みのバランスでミックスしただけのものですが。
Pumpkin Spiceって、日本ではほとんど見かけないけれど、海外のスパイスコーナーに行くと必ずあるメジャーなスパイス。初めて見かけた時は、「え!?カボチャパウダーでも入っているの?」と思ってたけど、スパイスにカボチャは入っていません。パンプキンパイのためのスパイス。
フードプロセッサーの生地と、粉類を合わせたら、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせて。粉っぽさが残るくらいでオーケーです。
そして!ここでスペシャルな「贅沢ケイクの素」を入れ込みます。
「贅沢ケイクの素」は、レーズン、甘栗、干し芋をラム酒に浸して、数日置いたもの。これさえあれば、素朴なケイクが一瞬で贅沢ケイクに早変わりする、魔法の作り置き素材。ラム酒をたっぷり吸った干し芋はふっくらリッチでとってもおいしい。(もしも戸棚で忘れ去られた干し芋ちゃんが眠っていたら、ラム酒をかけてあげてほしい。)
生地ができたら、パウンド型に流し込み、あとは焼くだけ。
いつもよりも低めの170度、55分、焼きました。じっくり、じんわり、かぼちゃの甘みを引き出して・・・。
生地が冷めたら、みつろうラップでくるんで、少し味を落ち着かせます。(みつろうラップは熱いモノがNGなので、要注意!必ず生地が冷めてから使います)
断面さん、こんにちは。
ゴロッとかぼちゃを発見!
フードプロセッサーが粉砕しそこねた、大きめのかぼちゃにも、しっかりと火が通って、上手に焼き上がりました。
ぎっしり寄せ合う具材が宝箱みたい。
マロンブラウン、パンプキンオレンジ、ポテトイエロー。美しい、自然のカラーパレットを、味わって。
「おいしい」ももちろんだけど、目にも素敵なものをたくさん食べたい、秋本番。urara
いもくりかぼちゃのリッチケイクのレシピ
材料(18cmパウンド型1台)ボールA全粒粉 140g重曹 小さじ1/2自家製パンプキンスパイス 小さじ1材料Bかぼちゃ 290g(生のかぼちゃを皮ごとカット、種は取り除く)たまご 2つ米油 60gメープルシロップ 60g天然塩 3g贅沢ケイクの素(ラム酒づけの甘栗&干し芋&レーズン):適量下準備:オーブンは180度に温めておく。型にクッキングシートを敷く。甘栗、干し芋、レーズンは前日にラム酒につけておく。
作り方1 ボールAで粉類と重曹、スパイスを混ぜ合わせておく。2 かぼちゃを包丁でカットする。3 ボールBの「贅沢ケイクの素」以外の材料をフードプロセッサーにかけてなめらかにする。4 BをAのボールに流し込み、ゴムべらでさっくりと混ぜ合わせる。5 さらに「贅沢ケイクの素」をくわえて軽く合わせる。(生地を練らないように注意)6 型に生地を流し込み、オーブンで170度55分ほど焼き、真ん中に竹串をさして生地がつかなければOK。7 型ごと網の上で冷ます。よく冷めてから食べやすいサイズにカットする。 |