Happy Women's Day! / column

Happy Women's Day! / column

特別な日のキャロットケーキ。女性の体にうれしい栄養がつまったデーツがタップリの、スペシャルなケーキです。レシピはレシピ本で紹介しています。

お砂糖なし、とびきりヘルシーなケーキに、世界中への女性の健康への願いを込めて、Happy Women's Day!

3月8日は国際女性デー。日本ではまだ馴染みがちょっと薄いかも?個人的には雛祭りよりも大事にしている、国際デー。Romantic Foodiesでは、この国際女性デーを記念して、商品の売上の一部を国際協力NGOジョイセフに寄付します。

 

ささやかですが、世界中の女性の幸せに願いを込めて。

支援先のジョイセフは、1968年に日本で誕生した国際協力NGO。国連、国際機関、現地のNGOや地域住民と連携し、世界で支援活動を行っている団体です。

私がジョイセフさんと出会ったのは、2011年。この12年間、アートディレクターとして、たくさんのチャリティプロジェクトに携わらせていただきました。

ちなみにこちらは2012年にコンセプトとプロダクトをデザインをしたチャリティピンキリングという商品。

「カワイイをきっかけにチャリティのハードルを下げたい」そんな思いのもと、さまざまなプロジェクトを通し、タンザニア、ザンビア、ネパールなど、支援先のたくさんの女性たちに出会う機会に恵まれました。

 

そんな個人経験から、私は、毎年3月8日が来るたびに「彼女たちは今も元気で暮らしているだろうか?」「彼女たちの夢は叶ったかな?」と思いを馳せるのです。

先生になりたい。医者になりたい。ジャーナリストになりたい。もっと勉強がしたい。たくさんの女の子に出会い、たくさんの夢を聞きました。

一方で、壮絶な経験をした女性にも出会いました。

レイプされ望まぬ妊娠をした10代の女の子。

女性器切除の風習のある村で生まれ育った女性。

ネパールの震災で家も家族を失った女の子。

HIVに感染したセックスワーカーの女性。

途上国の女性に支援が必要であることを肌で感じました。

実は、今日も世界では「妊娠や出産が原因で、約800人もの女性が命を落としている」という事実があります。日本でなら助かっているはずの命、生まれた国が違うだけで、運命が変わってしまう現実があります。

でも、私が伝えたいことは「かわいそうだから支援して!」という気持ちのもう一歩先にあった気づき。

彼女たちは「かわいそう」ではないのです。日本と比べると悲惨な環境と貧困の中にもかかわらず、彼女たちは決して不幸ではなかった。むしろ、キラキラとパワーに満ちて、美しく、夢を持っていた。むしろ日本の若者は本当に幸せなのか疑問も生まれました。自殺やいじめ、ジェンダーバイアス、セクシュアリティによる差別、男性優位の社会、日本の抱える問題はもっと根深いかもしれない。

あるコスメのプロジェクトで出会ったネパールの女の子。

だから、「途上国はかわいそうだから支援しなきゃ」ではなく、「同じ女性として、海の向こうの友達を応援したい」いつもそんな気持ちでチャリティをしたいと思っています。視察の中、各国の女の子と、コスメやおしゃれの話をしたり、性のこと、恋愛のこと、夢のことを話しながら、「かわいい」にときめく気持ちは海を超えても変わらないことも知りました。

それは、マーケティングとか数字にはできない。ロジカルではないし、ビジネスにはならないかも。でも、数値化できないものにこそ、魅力を感じるのです。そのときめきを、手触りに変えたくて、日々、デザイン、ものづくりをしています。

 

自分らしく、生きよう。カラフルに。ロマンティックに。フーディーに。それは脳天気なことじゃない、フェミニンを馬鹿にするな。そんなフェミニズム💘を密かに散りばめたRomantic Foodies。この場所を通して、読んでくださるあなたにほんの少しでも気づきがあれば幸いです。

RomanticFoodiesはまだまだ小さなブランドだし、私にできることもささやか。ここに思いを書き連ねることはちょっとだけ勇気がいりました。でも、せっかくの国際女性デー。勇気を持って、声を上げよう。社会を変えよう。少しずつ。

この社会はまだまだ女性に生きづらい。まずは2024年が2023年よりも希望に満ちた未来でありるように。Happy Women's Day! urara

 

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