新ごまと里芋のマフィン

新ごまと里芋のマフィン

新ごまと里芋の出会い。グルテンフリーミックスで焼く、11月のマフィン。

秋はごまの旬。伊豆の販売所で手に入れた、めずらしい地物の新ごま。まずはフライパンで10分ほど煎って、煎りごまに。

すり鉢で擦って。

この香りだけでも、とびきりのごちそう。擦りたてのおいしさを知ってしまったら、もう市販のすりごまには戻れないかも。

とっておきの胡麻をたっぷり使って、旬の野菜のマフィンを焼こう。合わせるのは、伊豆の里芋!

東京のスーパーでは見かけない、ワイルドな里芋。秋の伊豆の田舎のキッチンで、ときめきのままに里芋のマフィンを焼きます。

田舎の販売所には里芋もいろんな種類が並ぶ。今日は根の赤い、「赤芋」を使って。ホクホク系ではなくネットリ系の里芋。洗ったら、十分に乾かしてから(濡れているとぬるぬるして作業しづらい)皮を剥きます。

 

子どもと一緒に里芋しごと。皮を剥いたら、擦りおろします。

なんと真っ白で、きれいなんだ。おいしい予感しかしない。

ボウルに、たまご1つ、きび砂糖40g、米油20g、お塩2gを入れて泡立て器でよく混ぜて。

グルテンフリーミックス100g(1/3袋)と、すりごまをたっぷり(大さじ1~2ほど)入れます。

スプーンでぐるぐる混ぜます。グルフリミックスがあると、ワンボウルでできちゃうから本当にカンタン。アイディアのままにマフィンが焼けてうれしい。

こんな感じの生地感を目指してくださいね。(慣れてる人は目分量でもできちゃうかな。)

ビックサイズのマフィン型に生地を流し入れ、180度に予熱しておいたオーブンで焼きます。予熱をお忘れなく。

里芋も一緒に焼いちゃうよ。

 180度で25分、焼けました!

マフィンはふっくら。里芋はほっくり。

小さな里芋だと、ちょうどマフィンと同じ時間で焼けます。大きな里芋の場合は小さく切って並べると良いです。オリーブオイルをまわしかけてもおいしいけど、まずは素焼き。火傷に注意して焼き立てを味見。ストレートに里芋の味を見つめる。

うまい!

マフィンはマフィン型から外しましょう。

ぷっくり、かわいく焼けました。

ほかほかの焼き立てを、ぱかん!

断面を見つめるだけでも、成功とわかる仕上がり。一口食べて見ると、期待を一歩超えておいしく焼けていた。うれしい!

里芋と、新ごまのおいしい出会い。11月のとある日の、最高のペアリング。

私の家にやってきて、かわいいマフィンになれて良かったね、里芋よ。田舎の家庭で煮っ転がしになることに飽きていただろう。そんな風に偉そうに、伊豆の里芋を、かわいくおいしく変身させた自分を誇りに思って見たりする、秋のある日。ちなみに残りの里芋は、里芋の炊き込みご飯にしました。こちらもおいしく出来て、家族で沸いた。煮っ転がしは作らない私。(あんまり好きじゃない)里芋の新しい扉をもっと開きたい。たくさん買って、東京でまた作ろう。里芋料理。やっぱり煮っころがしも作ろうかな。urara