スイートバジルのヴィーガンカレーのレシピ

スイートバジルのヴィーガンカレーのレシピ

スイートバジルとココナッツ香る、ノンオイルカレーを食べよう。

雨で始まるちょっと憂鬱な月曜日。でも週末のマーケットで見つけた「ガパオ」がある!新鮮なきもちでキッチンに立つ。珍しい野菜はとりあえず買ってみるタイプです。「スイートバジル」とも呼ばれるちょっと珍しい、タイ料理には欠かせないハーブだそう。

今日はこのスイートバジルを使って、雨の憂鬱を吹き飛ばす、スパイスカレーを作ろう。そうだ、月曜日だから、プラントベースで。Meat Free Monday!これはポールマッカートニーが提唱している呼びかけで、自然環境のためにも、自分の体のためにも、週一から菜食を実践してみよう、というもの。ミーハーな食いしん坊だもの、もちろん賛同!

カレーは、キャロットケーキと並ぶ私の得意料理。たっぷりの野菜を使います。

小さなキャベツなら、丸ごと。大きめなら半玉ほど。ケーキもカレーも「野菜たっぷり」がMyポリシー。ケーキ作りで必ず余る、にんじんのヘタも丸ごと入れて、出汁にしちゃう。野菜に捨てるところナシ。

基本の味付けは、ココナッツミルク、味噌、カレー粉、ガーリックパウダー。オイルは使いません。一般的なスパイスカレーの工程「オイルでスパイスを炒めて香りを引き出す」ことはせず、お味噌汁を作るくらいの気軽さで作りましょう。だって月曜日だもの、気軽に、ヘルシーに、適当に。

まずは鍋にそのまま玉ねぎをすりおろして。

鍋は1年中大活躍のストウブ。保温性の高い鍋を使って、「なるべく少ないお水」で野菜の旨みをギュッと凝縮させるのがポイント。

鍋に入れるものはこちら。

すりおろし玉ねぎ、にんじんの切れ端、スイートバジルの茎(葉っぱは後で使います)、レモングラス、味噌小さじ2、ガーリックパウダー大さじ1、カレー粉大さじ2、水150ccほど。

コールドスタートで蓋をして、沸騰したら弱火で10分ほど軽く煮ます。

その間に乾燥大豆ミートをお湯で戻しましょう。常備していた、国産の大豆が嬉しい乾燥ミート。

最近はスーパーのひき肉売り場にも、ベジミートを見かけることが増えてきて便利だな。

キャベツは千切りにしたら、お塩を全体に軽くまぶし、塩揉み。ここでキャベツに塩けを含ませながら、旨みを引き出すことがポイント。

 

次に、ココナッツミルクの用意。ココナッツオイルは冷蔵庫で冷やすと、油分と水分に分離します。でもメーカーや個体差で、分離するものと、しないものがある。今日の無添加ココナッツミルクはあまり分離しないタイプ。

油分の塊を使うとちょっとオイリーなので取り分けて、こちらはデザートに使おう。缶に半分ほど残った、ココナッツミルクを使います。 

ベジミート、ココナッツミルクを入れたら、味見。ここで一度、塩で味を整えて。

塩揉みキャベツを投入したら、キャベツがスープに浸かるように、キャベツを木べらで押し込みます。鍋のフタをして、沸騰の湯気が出たら、1分で火を止めて。ここでグツグツ長く煮てしまうとキャベツの食感がなくなってしまうので、「余熱調理」をするのがコツ。キャベツにゆっくり優しく火を通して・・・。

1時間ほどほったらかし。食べる直前に、また鍋に火をつけ温めます。

 

キャベツのしんなり感は、こんな感じが今日の気分。

本格的にいくならバスマティライスがベストだけれど、今日は余っていた寝かせ玄米で。

キャロットラペ、お酢で煮たきのこ、刻んだ小松菜の糠漬け、スイカのマリネもトッピング。最後にスイートバジルをぱらり。ビタミン&発酵パワー満点!

クリーミーなココナッツのコクで大満足。甘みのあるキャベツに、スイートバジルのくせが際立つ。最近、ちょっとパクチーに飽きてきた私に、新鮮なときめき!いろんな味の野菜と一緒に混ぜながら食べるから、ひとくちごとに、違うおいしさ。マイルドだけれどスパイシー。ちなみに我が家の6歳児は平気ですが子どもには辛めかな。子どもの食育のためにも、学校のカレーだけじゃない、多様性あふれるカレーの味を伝えたいな。(子どもに媚びたカレーは作らないワガママ母でもある)

ちなみに私が今まで食べたカレーで一番感動したのは、ネパールで食べた、ダルバート。お豆だけで、こんなにも味わい深いカレーが作れるものかと驚いた。辛さもマイルドで、やさしく、出会ったネパールの人たちもやさしくて、旅ごと丸ごと良い思い出。カレーを食べるたびに、その引き出しをちょびっと開ける。だから、私はスパイスカレーが大好きです。

この夏もきっとたくさん、カレーを作る。キャロットケーキのアイディアが尽きないのと同じくらい、カレーのアイディアも尽きない不思議。その日の気分をつかまえて、気まぐれに、ワガママに。今日もキッチンは楽しい!urara