紅茶が香る、透明ブラウン。
河童橋で出会ってしまった、ときめき道具。昔ながらのアルミのゼリー型。
小さい頃、セボンスターのジュエリーにときめいた記憶を呼び起こす。デコラティブなもの、過剰なフェミニンに惹かれてしまう本能に、いつも逆らえない。
ほんとはゼリーは好きじゃないだけれど、この型でゼリーを作りたい気持ちが止められず、買いました。
そして思いついたのが、紅茶の寒天。
ティーバッグを浸す時間をほんの少しずつ変えたら、カンタンにいろんな色ができた。だんだんと濃くなる紅茶の色を見つめがら、カップに寒天液をそそいで。レモンも少し加えてレモンティー味。茶色い食べ物がやっぱり好き。
冷蔵庫で冷やしたら、ブラウングラデーションな寒天のできあがり。
ゼリーのようなぷるんとした食感にはならないけど、独特な寒天の食感、嫌いじゃない。おばあちゃんが作ってくれた寒天のおやつや、ところてんを思い出す。懐かしい。
きらびやかな流行のおやつもいいけれど、たまにはこんな飾らないおやつを食べて、ノスタルジーにひたるのも楽しい。
そして、ここからはもっと、こどもの気分で、楽しい実験を。意外な食材で、びっくりするほどキレイなブルーを作ります。
紫キャベツを刻んだら、ジューサーにかけて、2種類の魔法をかけます。
ひとつめは、重曹の魔法。重曹を加えると、ブルーに変身。
ふたつめは、レモンの魔法。レモンを加えると、ピンクに変身。
魔法の色も、寒天でかためてゼリーに。
自然の材料だけで、こんなにん美しい色が生まれるサイエンス。自然の力はミラクル。できる限りナチュラルな選択肢を選んでいきたいな、食べ物も、生き方も。urara
レモンティー寒天のレシピ(甘さ控えめ)
材料(6人分)寒天パウダー 1本(4g)水 500ccティーバッグの紅茶 2パックはちみつ 20-40gレモン汁 大さじ1作り方1 個鍋に水と寒天パウダーを入れ、火にかけ、沸騰したら2分ほどかきまぜ、溶かす。2 火を止めて、蜂蜜とレモンを加えて溶かす。ティーバックを入れて紅茶を煮出しながら、容器に流し入れる。煮出す時間で紅茶の色が変わります。3 冷蔵庫で冷やして固める。3時間以上冷やすと型から外しやすい。外れずらいときはぬるま湯に10秒ほど型を浸してから型を外す。(寒天はゼラチンよりもかなり型外れしづらいので注意) |