夏の青菜のおひたし3種

夏の青菜のおひたし3種

夏野菜でサッと一品、お気に入りのおひたし3選。

青菜のおひたし。どんなに疲れて脳内が思考停止してる時でも、とりあえず青菜を茹でて置けば、ひとまず安心だ。

キッチンにいる時間を少しでも減らしたい真夏にこそ、おひたしを。最近私がハマっている、おすすめの夏野菜で作る3つのレシピを紹介します。

おかわかめのおひたし✖️だし粉

ちょっと珍しいおかわかめ。葉酸やミネラルたっぷりで、昔は「雲南百薬」とも呼ばれたツル科の植物。直売所では生でも食べられると書いてあったけれど、苦味が強かったのでさっと30秒ほどゆがいて「だし粉」をまぶして。

粘りがあり、つるんと食べやすい。肉厚な歯応えも独特。ちなみにだし粉はこちらが最近のブーム。

いわし粉、さば粉、あじ粉、おきあみ、あおさ、鰹節!なんと6種の出汁粉がブレンドされている。これが、とてもおいしくて便利。これさえかけたら、塩も醤油もいらない。 静岡県民に愛されているご当地調味料、東京のスーパーにも置いて欲しい。

ゴーヤのおひたし✖️川のり

夏だけのゴーヤ。苦味を程よく残したいから、ボウルで塩揉みしたら熱湯にさらして10分ほどつけて、水気を切ります。

アク抜きしたゴーヤと、だし粉、塩麹、川のりをよくあえたら完成。

塩麹のまろやかさで苦味を和らげ、川のりの香りがアクセントに。苦いな〜と言いながらついついパクパク食べちゃうおいしさ。こどもたちも小さかった頃から、思いのほか苦味を気にすることなくぱくぱく食べる。好き嫌いの多い子どもでもゴーヤは食べる、という話も聞くから不思議。

モロヘイヤおひたし×焼き海苔

夏の青菜のなかで一番好きなのがモロヘイヤ。スーパーでは固い茎つきの成長したモロヘイヤをよく見かけるけれど、直売所のモロヘイヤは別格!すごくおいしい。

茎はなく、手摘みされたベビーリーフは、とっても柔らかな口あたり。無農薬もあんしん。生でサラダでも食べれちゃう。だから、茹でるのは本当に一瞬、熱湯に潜らせるくらいの感覚で。

栄養を丸ごといただきたいから、氷水に浸すことはもちろんせず、ゆで汁もぎゅっと絞ったりはしない。粗熱が取れたらふわっと、盛り付けて焼き海苔を振りかけて、醤油を垂らして召し上がれ。

とろとろネバネバなモロヘイヤに、サクサクふわふわな焼き海苔。最高のコンビネーション。この夏のおひたし大賞はこれに決まり!シンプルイズベスト。これは本当にまいにち食べている。

むかし、「モロヘイヤを子どもに食べさせると天才に育つんだよ」と熱心に離乳食にモロヘイヤをあげているお母さんを見かけたことがある。その印象が強烈で、モロヘイヤを食べるたび、頭がよくなるような気がしている。根拠は不確かだけれど、モロヘイヤの栄養を信じて生きても不幸になることはないだろう。ポジティブな栄養学はポジティブに受け止めよう!夏だけの青菜、たくさん食べて、残りの夏を遊びきらなくちゃ!urara