まるごと鯖を豪快に。ハーブたっぷりエスニックカレー。
伊豆の販売所で見つけた生のレモングラス。珍しいハーブに出会うと嬉しくていつも衝動買い。ニンニクも玉ねぎも、全部地のもの。無農薬でうれしい。
そしてスーパーで出会ったのは地物のサバ。半身の二枚おろしではなく、内臓を抜いて捌いた丸ごと。丸々太っていて鮮度もばつぐん。
新鮮なハーブと魚が揃ったから、今日はフィッシュカレーを作ろう。私のカレーはいつも魚のカレー。魚の調理は難しいイメージがあるかもしれませんが、実はすごくカンタン。ズボラテクニック満載のレシピです。
まずは野菜をカット。ニンニク(ジャンボサイズ)は輪切り、玉ねぎはみじん切り。
レモングラスは根っこの部分に香りが詰まっているので包丁の柄の部分で叩き潰します。短めで小ぶりなのでカットせず、丸ごと煮出して使います。
暑いのでフライパンを使って、チャチャっといこう!
玉ねぎ、ニンニク、レモングラスをフライパンに入れたら、1~2cmの少なめの水を注ぎ、カレー粉を入れて香りが出るまで、軽く煮出します。
そこに鯖を豪快にドーンと二尾!切らずに丸ごとでOK!
スプーンで煮汁をかけ回しかけながら強めの火加減で、鯖を煮ます。魚は強火で煮ると臭みが出にくので短時間で蓋をせず、サッと強火で煮るのがコツ。
煮汁が少なくなってきたら、シシトウをくわえて、豆乳と回し入れます。ココナッツミルクだともっと本格的でタイ風の味わい。でもココナッツミルクは脂質も高いので、脂質が少ないヘルシーな豆乳で。サバにも脂が乗ってるので豆乳でさっぱり仕上げます。オイルは一切使いません。
ここでズボラテクニック。キッチンバサミで鯖を食べやすいサイズにカット!
火の通りも早くなり、何よりもまな板が汚れないので嬉しい。魚料理へのハードルを下げる一工夫。キッチンバサミは魚料理の大事な相棒。
さて、お米が炊けました。カレーにも酢飯を合わせるのが最近のマイブーム!
今日は梅酢で酢飯を作ろう。天然無着色、赤しそのピンクが鮮やか。この梅酢も伊豆の販売所で手に入れた、地元のおばあさんの手作りのとっておき。
盛り付けにキャロットラペと、キノコのおひたしを添えて。フレッシュバジルをたっぷり散らして出来上がり。
ピンク色に染まるライスが、アジアの雰囲気満点。何種ものフレッシュハーブの香りが合わさり、パンチあるおいしさ。鯖のインパクトに負けない、野菜の香り。お店で食べるような味わいに、でも脂っこくなくさっぱりと。とてもおいしい。
鯖の骨を取りながら、召し上がれ。アツアツのうちに急いで食べなくても、少しくらい冷めてもおいしいのが夏カレーのいいところ。鯖の味噌煮だって冷めても美味しいもんね。
骨を取りながらゆっくり食べるから早食い防止にも◎。6歳の食いしん坊は魚の骨を取るのが面倒だと文句を言いながらも、しっかり自分で骨を取り完食。そんなスパルタ食育がurara流、よそのお子様にはお出しできない攻め系のお家カレーです。小さな頃からほぼ365日魚を食べているおかげか、二人の子どもは集中力はばっちり。きっと、魚のおかげだと信じている。これだけまいにち魚を食べ続けていても、骨を喉に詰まらせたこともほとんどない。意外にカンタン、意外に気楽な魚料理。「めんどくさい」のハードルを下げるレシピ、伊豆にいるうちにいろいろ起こしておきたい。さて、明日はどんな地魚に出会うかな。urara