冬支度のKitchen Note

冬支度のKitchen Note

シナモンの香りに包まれて。季節のキャロットケーキ。

親愛なるみなさま、おひさしぶりです。Kitchen Noteの更新、すっかりさぼり、気づけば秋も終わり、冬のはじまり。おやつを焼くのがいちばん楽しい季節。

今日は新しいグルテンフリーミックスでキャロットケーキを焼きました。

ご報告。秋冬に合わせて、シナモンを衣替えしました。

お馴染みのグルテンフリーミックス。この秋より、季節に合わせシナモンを、衣替えしました。春〜夏には爽やかなセイロンシナモンをブレンドしていましたが、秋〜冬は、インド産のカシアシナモンをブレンド。こっくりと濃厚で甘い香りがキッチンいっぱいに広がります!

レシピはGood Morning Sweetsの「偏愛キャロットケーキ」をアレンジ。

Good Mornig Sweetsの掲載レシピの「くるみ 50g」の代わりに、下記の素材を入れました。

 

◯アーモンド30g

◯カシューナッツ40g

◯刻みデーツ40g


ナッツぎっしり!デーツでこくあま。秋の贅沢キャロットケーキ。

食べるたびに食感の楽しい、秋のキャロットケーキ。グルテンフリーミックスならではのボリューミィな弾力ある生地感、やっぱりおいしい!

ちなみに。たっぷり具たくさんアレンジを楽しむときには、容量の多い「まあるいケーキ型」を使います。

※ひとつご注意として、こだわりのパウンド型は容量が少ないため、トッピングを入れすぎると溢れてしまいます。※生地を多く作りすぎてしまったときは、無理にひとつの型に入れず、別の容器で小さめに焼くのがおすすめです。(マフィンカップやホーロー容器などオーブン耐熱OKの容器)

まあるいキャロットケーキのレシピは、 Good Morning Sweetsに掲載しています。 

こちらはパウンド型のキャロットケーキのレシピ。

まあるく焼くか、四角く焼くか?その日の気分に寄り添い、型を選べば、お菓子作りの楽しさがよりいっそう広がります。

紙の上でレシピを実践するからこそ。

紙の上でのお菓子づくりのレッスン。もしかしたら動画やスマホで見慣れている方には、少し面倒に感じるかもしれません。

でも、そこにはスマホをスクロールするだけでは味わえない感触が、確かにあります。指を使い紙をめくり、文字を読む。情報を噛み砕きながら、自分の内側の引き出しに並べていく。スマホの上で通り過ぎていく繊細なディテールにも、紙の上では気づき、立ち止まることができる。書籍をめくりレシピを実践することは、五感を研ぎ澄ませること。そうして得た知識は、その人の中に種となり、糧となるはず。「紙の上」だからこそ糧となる。

いつもそう信じ、書籍を出版してきました。ときにデジタルや情報の海で溺れそうになりながらも。

レシピを手に取ってくださったみなさまへ。

春に発売したGood Morning Sweetsをひっさげ数ヶ月、全国の蔦屋書店さんでのポップアップツアーをめぐり、たくさんの方とお会いする機会をいただきました。

ボロボロになるまで使い込んだレシピ本を持ってきてくださった方。

お子様と一緒にわざわざ遠方から会いにきてくださった方。

何度も繰り返しレシピを焼いています!と言ってくださった方。

みなさまとの出会いを通して、レシピを通し伝えたかったこと、そしてRomantic Foodiesのプロダクトを通して伝えたかったことが、伝わった、とという確信を持てました。まさに、作り手としての喜びを、噛み締める日々でした。お会いできたみなさま、そして書籍を手にしてくださったみなさま。改めてありがとうございます。

振り返ると、この3年、秋になるたびレシピ研究をしています。

ちょうど去年の今頃は、Good Morning Sweetsのレシピ研究。二年前は「まいにちおいしいベジマフィン」、さらに三年前は「まいにち食べたいキャロットケーキ」・・。10g単位のレシピ研究に没頭しながらどの本にも「これが今のマイベスト!」を詰め込んできました。10年先の自分にも、自信を持って送ることができる書籍です。

かぼちゃ気分なこの頃。「まいにちおいしいベジマフィン」の発酵かぼちゃのマフィン。ベジマフィンのレシピは、野菜ごとに異なる水分量に苦戦しながら、たどり着いたレシピ。びっくりするような野菜のレシピや、マニアックな発酵にもチャレンジした渾身の1冊です。ポップアップで会いにきてくださった方が、ボロボロになるまで愛用してくださった書籍を持ってきてくださいました。なんとすべてのマフィンを焼いてくださったとのこと!感激でした。

季節がくるたび、新しいレシピが生まれてしまう。

「そうだ!Good Morning Sweetsのかぼちゃのスコーンを作ろう」と思ったのに、気分が変わって、こんなものができました。

 



そんな、書籍からはみ出しす季節の即興レシピ。なるべく早く食材の旬がすぎないうちに、お伝えしていきたいと思っています。

だらだらとした長文になってしまったKitchen Note。ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございます。そんなこんなで、書籍の上でも、この場所でも。これからもどうぞ、末長くよろしくお願いいたします。(無理やりまとめたい)

キッチンより、ときめきを込めて。urara


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