発酵とうもろこしのポタージュ

発酵とうもろこしのポタージュ

火を使わない、つめたい発酵コーンポタージュ。

真夏のキッチンは、実は家の中でいちばん涼しい場所。風通しの良い窓際でとうもろこし仕事をする6歳、「コーンポタージュ食べたい」とのリクエスト。

え!こんなに暑いのに!面倒くさい・・・と言いかけたところで、いいことを思いついた。「発酵コーンポタージュ」はどうだろう?

新鮮なとうもろこしは、生でも食べられるほど甘いもの。今日のとうもろこしもなかなか良い鮮度。この甘みを生かして、栄養もそのままに、火をつわかずにコンポタを作ってみよう!

使うとうもろこしは2本。まずは実を包丁で削ぎ落とします。

とうもろこしの芯も捨てないで、出汁を取る。鍋に入れて、水をいれ、塩を少々。軽く煮出したら、60度くらいまで冷まします。60度って、ギリギリ触れるけどアツッ!ってなるくらいの温度です。(お風呂の足し湯をするときの60度のお湯の感覚を思い出して)

とうもろこしの実、米麹30gをボウルに入れたら、先ほどのとうもろこし出汁を注いで、

ガラスボウルごと、炊飯器の中に入れて、「保温」スイッチON。発酵スタート!

炊飯器のフタは開けたまま、ボウルの上に濡れた布をのせ、5〜6時間ほど発酵します。余裕があれば、途中何度か全体を掻き回したり、布が乾いたらまた濡らすなど、お手入れをするとコーンが乾かずしっとりと仕上がります。

※麹菌は60度で働き始めるので、常温ではなく必ず保温機能のある炊飯器や、ヨーグルトメーカーを使ってくださいね。

 

いい感じに水気が出て麹ととうもろこしに一体感が出たら、「発酵とうもろこし」の完成!

まずはそのまま味見。

想像以上に濃厚な甘みにびっくり。!

このまま食べたくなる衝動をグッとおさえて、発酵とうもろをミキサーへ。豆乳で割ってヴィーガンに仕上げます。

豆乳は入れすぎて味が薄まらないように。でも少なすぎるとペーストになちゃうので、スムージーを作るような感覚で。

(そう、別名「発酵コーンスムージー」とも言える飲み物だね。)

粒感が程よく残る程度に撹拌したら完成。スープ皿に注いで、仕上げに、軽く天日干ししたとうもろこしのヒゲをふわり。さあ、召し上がれ。

乳製品なしとは思えない!?普通のコーンポタージュに負けない、とびきりのおいしさ。発酵の複雑味ある味わいに、からだもこころも満足。甘く、冷たく、夏のからだにぐんぐん染み込む、パワースープだ!6歳は驚きのスピードで飲んでしまった!もっとゆっくり味わってくれよ。 

残りの発酵とうもろこしはVeganマフィンに入れて。

生のとうもろこしで作るよりも、瑞々しくジューシーな焼き上がり。とってもいい感じです。レシピはまたいつか起こそう。

みんな大好き、とうもろこし。ひまわりみたいな黄色が元気をくれる。旬の今、いっぱい食べよう。今度は倍量の発酵とうもろこしを仕込んで、もったいぶらずグビグビ飲みたい、発酵コーンポタージュ!urara

 

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