皮ごと、丸ごと、ワイルドに。発酵レモンのビターなスコーン。
スコーンに見えて、実はほぼレモン。しかも皮ごと、丸ごと。レモン濃度MAXのスコーンが焼けました。皮ごとおいしく焼けたひみつは「発酵レモン」。
この「発酵レモン」を生地にたっぷり練り込んで焼きます。レモンがたくさんあったらぜひ、焼いてみてくださいね。まずは発酵レモンを仕込みます。
発酵レモンのレシピ
材料
作り方 ①レモンは種を取り、皮ごと一口大にカットする。 ②レモンと米麹をフードプロセッサーにかける。様子をみながら水分を少しずつ足す。 ③熱湯消毒した清潔な耐熱容器に②と塩を入れる。 ④炊飯器の「保温」のスイッチを押し、④を耐熱容器ごと入れる。炊飯器の蓋を開けたまま、60度で6~8時間ほど発酵させる。 ※ヨーグルトメーカーや発酵調理器でもOK。 |
水分が少なめのペースト状に。使う柑橘はレモンのほかに、「はるか」のような皮ごと食べて、苦くない柑橘で作るとおいしく焼けます。今回のレモンは完熟ではなかったので、 このまま食べるとちょっと苦めな仕上がり。
発酵レモンが完成したらスコーンを焼きましょう。
発酵レモンスコーンのレシピ
材料(4個分)
|
下準備
・オーツ粉・重曹・ベーキングパウダーをボウルのなかで混ぜておく。
・オーブンは180度に予熱する。
作り方
①発酵レモンとオイルを混ぜる
オリーブオイルと発酵レモンをよく混ぜます。
②下準備しておいた粉類を加えてまぜる
ここで粉類を入れます。オーツ粉の代わりにグルテンフリーミックス100gでもおいしく焼けます。
このくらいポロポロになったらストップ。
スコーンづくりは生地を練らないほうがおいしく焼けます。
③みつろうラップの上でひとまとめにする
生地をみつろうラップの上に置き、手で四角くまとめます。
繰り返し使えるみつろうラップは、スコーン作りで便利。手の温度で生地を温めないように手早く、ラップの上から生地を四角く整えます。
④生地を畳んで、伸ばす。
ラップを開き、③の生地を二つに折りたたみます。
パタンと生地を2層に。みつろうラップを使うので手も汚れません。
⑤④を繰り返す。
もう一度手で生地を四角く整えて
生地をパタン。もう一度四角く整えたら生地は完成。
⑥生地を包丁でカットする。
包丁で三角のかたちにスパっとカット。
⑦180度のオーブンで20~25分ほど焼く。
焼き上がり。レモンの香りがキッチンに広がります!
温かいうちに召し上がれ。
小麦粉の代わりに、オーツ粉を使ったので、膨らみは少し弱めだけど、ザクザクの食感。まるでレモンをかじってるみたいなレモン濃度。レモン好きにはたまらないおいしさ。
ちょっとビターなレモンの味わいには、蜂蜜がぴったり。
ハニー&レモンのしあわせに包まれる。そして皮まで余すことなくレモンをおいしくいただけた達成感よ。無農薬レモンならでは味わい。
田舎の家のご近所さんの畑のほったらかしレモン。見た目はボコボコ、素朴な手作り野菜。こうゆう野菜や果物は、都会のスーパーではなかなか出会えないから、お裾分けいただけることが本当にうれしい。
お菓子はもちろん、野菜だって、果物だって、手作りはいちばんおいしい。またレモンをいただいたら、このレシピを振り返ろう。
長いお正月休みもいよいよ終わり、日常へ。さすがの料理好きの私も、1日3食家族のごはんを考える手作りルーティーンにどっと疲れた。キッチンを抜け出して、どこかで誰かの手作りのお菓子かケーキが食べたいな。東京よりも一歩遠いところで、コーヒーを飲みながら、1人きり。urara