花柄と宝石をもとめ、ふたたび、ピンクシティへ。
12月。2025年、最後の旅。夏のインドから再び。今度は冬のインドへやってきた。

ホテルのルーフトップに咲くピンク。

ピンク!

ピンク!

トレーシングペーパーを1枚かけたみたいな、くすんだピンク色。ジャイプールの夜明け。
世界じゅうどこにいても、やっぱり朝の時間が一番好き。

お楽しみのホテルの朝ごはん。時差ボケで腹ペコで食べる朝ごはんのおいしいこと。
食後のチャイを飲みながら、朝日のなかで宝石を眺める。
夏に仕立てたリング。太陽に輝く天然石を見つめながら、ふたたびこの街へ来れた喜びをかみしめる。
冬のインドはフラワーシーズン。夏には見られなかった、インドの花々。日本の花と、似ているようでやっぱり違う。この花々に思いをよせ、インドの職人は花を描くのかな。
夢みる花柄を探そう。

秋にお届けした、Sweet Dream Pajama。想像以上に、たくさんの人に届けることが叶いました。ありがとうございます。

新たな花柄のパジャマ。そして、新しいフォルムのドレスやアイテム。春と夏に向け、アイテムを作るため、たってきた。今回も、はるばる村を訪れ、たくさんの花柄のなかから、こだわりの布選び。
そして、ファクトリーに入り浸り、サンプルづくり。

1日に何杯ものチャイをいただきながら、職人の仕事を隣で見つめる。

黙々と、美しい手捌きで、ドレスを縫うマイスター。紙に描かれたデザインが、どんどん形になっていく。まるで、魔法使い。

工房には、女性の職人さんも。出来上がったドレスを試着しながら細かく形を詰めていく。溶けそうな東京の夏でも、このドレスがあればご機嫌でいられそうだ。少し先の未来に、ときめきがブワっと湧きあがる。

そして、ファクトリーのご夫婦。本当に、家族のようにアットホームな雰囲気で招いてくれるのが、インド式。そんなことって東京じゃありえない。Open Heartなこの街でのものづくりは、楽しくてたまらない。
欲しいものがどんどんカタチになっていく。魔法の街。
そして、私にとってのもう一人の魔法使い。ジュエリー職人のマイスター。

夏に出会い、秋を超え、何度も何度もサンプルを作り重ねてくれたリング。さらなるブラッシュアップをつめた数日間。完成まで、あと、もう少し。
世界中の宝石が集まる街、ジャイプールで。
何百年もの昔、マハラジャの時代から宝石研磨と宝飾技術が受け継がれる街、ジャイプール。

だから、ジャイプールには、世界中の原石が集まる。アフリカ、南米、アフガニスタン、世界各地のカラフルな原石は、この街の職人により、磨き上げられ宝石になり、再び海を超え、世界の宝石市場へ旅立っていく。
そう、宝石は世界中を旅をしている!長い、長い旅を。

地球が生み出したキャンディのようなアートピース。一粒ことに異なる、唯一無二の色あい。
そんな中から、「自分だけの世界にひとつ」を見つける喜びとときめきに、今、すごく魅せられている。
INDIA GIVES YOU LOVE.
短い出張は忙しく、ファクトリーの行き来であっという間に過ぎ去った。
帰国日の朝、少し散歩した。公園では、ローカルたちが、ただただ、太陽を感じてた。何をするでもなく、ただ、感じていた。インドだなあ。

Don't Think Too Much! Just Feel!
宝石屋街で怪しい宝石屋に言われたひとこと。店に入った瞬間に、
「オレはオーラが見える、お前は考えすぎだ!」と怒られた。胡散臭いので、石は買わずに逃げたのだけど、その言葉がやけに心に残ってしまった。実際、あたってるのだ。
さらに、空港までの帰り道では、おしゃべりなトゥクトゥクドライバーが You have a positive power! と熱心に励まされた。(私のことは何も話してないのだが)India gives you love! また来いよ、と言い残し去っていった。ほんと、インドだなあ。
2026年、新しいストーリーがはじまります。

そもそも、自分が欲しかった指輪を作るために、やってきたジャイプール。欲しいものを追いかけているうちに、いつの間にか、新しい物語が動き出した。
それは、新しい本を作ることに似ている。もっと曖昧な新しい世界を作るような気分。ロジックもビジネスも置き去りだけど、どうしても作りたいものができた。それなら、作ればいっか!ふわっと肩の力がぬけた。インドにはやっぱりちょっと魔法がある。東京ではすごく力んでいたことに気づく。
そんなわけで、2026年、新しい物語が始まります。まだ準備はかかりそうですが、春頃に。この場所でもまた、お話しさせてください。
Thanks for everything this year!

2025年も残りわずか。Travel Journalもこれが最後。いつもこの独り言のような日記、さいごまで読んでくださるみなさまに感謝を。
素敵なホリデーシーズンをお過ごしください。BIG LOVE! urara


