宝石と花柄を探しに、ピンクシティまで。

宝石と花柄を探しに、ピンクシティまで。

東京からエスケープ。ときめきを探しに冒険へ出かけよう。

夏のはじまり、7月の海。

海と空の真ん中できらめく、ハートのリング。メキシコで見つけてきたカルサイトが、東京で見るのとは別物のように青く輝いていた。自然の中で光輝く天然石を見つめながら、いろんな色の天然石を、この指に掲げたいな、と思う。地球が生み出したミラクルな天然石。キラキラと輝く宝石への渇望は、こどもの頃からずっと。

 

こどもの頃のときめきを永久保存した、Candyみたいな宝石を探そう。

キャンディのような巨大な宝石のデザインの指輪が欲しい。しかし、私の欲しいものは東京じゃ売っていない。デパートにもブランドショップにも売っていない。

これまでの人生でたった一つ、「運命かも?」と思った宝石が一つだけある。去年、デリーの宝石屋で出会った、真っ赤なハートのルビー。でも、確信が持てず、買わなかった。それからいろんな場所で、似た石を探してみるも、あんなに大きなハートシェイプの石はルビーでなくても見つからない。買わなかったことを後悔しつつ、今回の行き先は、その宝石屋ではない。デリーを超えて、いざ、ジャイプールへ!




ゴールはとびきりの花柄と宝石をもとめて。ピンクシティを冒険しよう。

街の中心にそびえ立つ、ピンク色の「風の宮殿」。きらびやかなサリーに身をつつむ女性たち。

「ピンクシティ」と呼ばれるこの街は、古くから「宝石の街」として伝統が紡がれている街。世界中の宝石がここ、ジャイプールに集まり、研磨される街。世界いちの宝石の街なのだ。

 そして、Romantic Foodiesでもアイコンになっている花柄のブロックプリントの原産地でもある。かわいい宝石とかわいい布を見つけるため、ついに憧れの土地へやってきた。

 色彩と、光のカオスを突き進んで。

この街では、多くの女性が、日常的にサリーを着ている。

まぶしい色に目を奪われながら、進んでいく。

素敵な配色がお似合い。街行くひとはみな笑顔を見せてくてる。

ローカルマーケットでは、女性たちがアクセサリーをもとめて大にぎわい。インドのひとは派手派手でゴージャスが好き。貧富の差にかかわらず、物乞いのおばあさんでもたくさんのアクセサリーを身につけている。

この道進んで大丈夫かな?という戸惑いながらも好奇心は止まらない。

路地ごとに、想像していない光景が広がる楽しさ。

COOLなおじさん。

インドはとにかく、コントラストの激しい国。ゴージャスと貧困のコントラスト。カレーとスイーツのコントラスト。激辛で、激甘。

甘すぎるはずなのに、不思議と味覚はどんどん慣れてくる。写真はアノーキーカフェのキャロットケーキ。やっぱり、インドのキャロットケーキはおいしい。(メキシコやトルコのキャロケよりもインドの方がおいしい気がする)

甘いインドスイーツで息継ぎしながら、ラフスケッチ片手に町中をかけめぐった数日間。嘘みたいな出会いに導かれ、想像以上の宝物が見つかった。

夢のような花柄の山!とびきりのブロックプリントとの出会い。

ひとつめ。まずは花柄のブロックプリント。ジャイプールに来たら簡単に見つかると思っていたこのブロックプリント。しかし、実際は街中のお土産屋さんは偽物だらけ。観光客として1日ジャイプールに来ただけじゃ、本物の布に出会うことはなかなかむずかしい。そしてメキシコでの旅と同じく、知りたいことはネットには乗っていない。

とにかく足をつかい、運を信じ、やっと、信頼できるファクトリーに出会った。そして、布の生産地のサガネール村へ。

工房にて、木版にインクを塗り、ひとつずつ色版を重ねていく。

自分の手で、ブロックプリントをやってみる。

私も体験してみた。難しい。力の入れ加減のコツが掴めず、かすれてしまった。

ずれないように版を重ねていくのは、職人技。でも、多少のにじみや不揃いさは魅力のうち。

そして魅力的なのはこのベジタブルインク。野菜やスパイス、植物などの色素を抽出し、90%以上が天然の素材でできたインク。

それにしても、ジャイプールのひとが描く花柄はなんともいえない愛らしさがある。

日本人の描くきちんとした花柄とも違うし、ヨーロッパでよく見るかしこまった花柄とも違う。この土地で紡がれる、線と、色彩。そして、なぜだかふしぎと、東京によく似合う。

カラフルだけど、軽やかで、肌にすっと馴染む花柄。こんな花柄に包まれて暮らしたい。布を選びながら、夢みるパジャマを作ることを決めた。

ドリーミーなパジャマ。どうぞ、お届けまで、お楽しみに。

インドにしかない、クラフトの魔法に魅せられて。

カオスの街をバイクで駆け抜け、ファブリックの工房を工房へ飛び回った数日間。ジャイプールの職人のクラフトマンシップに魅せられた。

そして、この旅のもうひとつの目的の宝石。

そして、手描きのラフスケッチを片手に、たくさんの店の度ドアを叩いた。なかなか理想的な石に出会えずに落胆し、諦めかけたところで、偶然の出会い。秘密の扉が開いた。数珠つなぎのような出会いをたどり、まるでRPGのゲームを進むように見つけた、宝物。
キャンディのようなアクアマリン。
そして、イラストのとおり切り出してもらったビックハート。
脳みそにあったイメージが魔法のように手触りのあるモノに変わる。そんな魔法の街で、新しい物語が始まった。

まだしばらく時間はかかりそう。でも近々、とびきりのときめきがだれかの指に届くことを夢見て。つづきます。urara