田舎で過ごす夏休み。夏のこどもの元気ごはん。
暑すぎる東京を抜け出して、伊豆の家へ。まいにち海で泳いで、マフィンをかじる。
こどもといっしょにざぶーんと海に潜る。その瞬間は、私が1年でいちばん好きな瞬間。今年は、小1になる下の子も、はじめて顔をつけて泳げるようになった!
小1の夏休みは、はじめてがいっぱいだ。はじめての宿題、そして自由研究。保育園に頼れなくなるという意味でもはじめての夏。
1年生と過ごす、はじめての夏休み。魔法いっぱいの自由研究。
やる気200%の彼女は「自由研究はピンクのダイアモンドゼリーを作る!」と言い出した。一瞬めんどくさそうな予感がして、アイディアをうやむやにしてしまおうかなと思ったけれど、ひらめいた!さっき、赤紫蘇をさっき買ったじゃないか!さらに去年のところてん研究の知見もある!
たっぷりのお湯を沸かして、煮出すこと、10分ほど。
赤茶色い煮汁の色をいっしょに確認。
ここで、お酢の魔法を。お酢を加えた瞬間に、煮汁が鮮やかなピンク色に変身!
さあ、次はところてんの魔法を用意しましょう。
ところてんはたっぷりのお湯で濃いめに煮出して、濾して。
赤紫蘇ジュースで薄めて、器に注ぐ。庭でつんできたブルーベリーもトッピング。お望みどおりの、ピンクのダイアモンドゼリーが完成。
赤紫蘇マジック×ところてんマジック。ピンクのゼリー。
味付けしてないところてんは、ところてんつきで突く。
ニョロニョロっと出てくるところてん。お手伝いの醍醐味。
酢醤油に、紫蘇をぱらり。地味においしい。田舎の夏にはやっぱり、ところてんが欠かせない。
ひとり遊びに飽きちゃったら、「野菜オーディション」。
ひとり遊びに飽きて「やることがない」と言ってふらふらとキッチンにやってきたこども。こんなとき、わたしがいつもこどもと一緒にする遊びが「野菜オーディション」。
いちばん丸い子は?いちばん赤い子は?大きな子は?と問いかけてみると、思わぬ遊びが広がる。
背の順並んだトマトたち。かわいい。おもちゃに飽きたら、野菜であそぶ。台所での小さなおすすめ。
こんなにもカラフルでかわいい夏野菜、食べるだけじゃもったいない。田舎に来るいちばん醍醐味は、なんといっても採れたてのおいしい野菜に出会えること。ついつい買いすぎてしまうのがひとつの難点。
地魚と野菜でいっぱいに!栄養みちみち、夏の元気ごはん。
ある日の夕飯。とびきり安売りしている、地物の小魚(カンパチと黒むつ)を、ジャンボにんにく、シシトウと並べて、ごま油とごまをぱらり。オーブンで焼いただけ。最後にバジルを乗せて。
これはまた別のある日の夕飯。はらも(カツオのハラミ)とアジの干物をオーブンで焼いて。
メニューを考えるのに悩んだら、その日食べたい魚と野菜をオーブンに並べて焼けばいい。それだけでごちそうになるのが田舎のすばらしさ。
キハダマグロが安かったのでお寿司に。大葉はの贅沢づかいも、田舎ならでは。
気負わずまいにち、魚を食べるコツ。
こどものからだづくりに欠かせないタンパク源、DHA、鉄分!栄養豊富なお魚は、季節を問わずこどもに食べさせたい。(もちろん自分も)めんどうがらず、まいにち食べるコツは、「魚で料理をしようと気負わないこと」。刺身でも、塩焼きでも、塩煮でも。下手に料理するよりシンプルに食べたほうがおいしい!それが魚のいいところ。捌くのが面倒なら魚売り場に頼めばいい!
とはいえ3食きちんとは作らない。手抜きルーティーンでストレスフリー。
ある日の夏休みの昼ごはん。キャロットマフィン(あるいはおにぎり)、塩ゆでたまご、洗っただけの夏野菜。ルーティーン化して考えるをストレスフリーに。料理好きの私でも、3食キッチンに立つとやはり疲れるもの。
キッチンに立つひとがいちばん偉い、自分にご褒美を忘れずに。
白ナスでナスマフィンを焼いてみた。(レシピは書籍に。)
自分で作るのに、自分の知らない味と出会えるワクワク。マフィンづくりはやっぱり楽しい。こども達ももちろん、ベジマフィンが好きだけれど、いちばんはやっぱり自分のために。
この夏も、ベジマフィンの楽しさに飽きることなく、焼きまくる日々。夏野菜と目があうたびに、食べたい、作りたいのアイディアが止まらない。食欲旺盛な家族の胃袋をたよりに、今日も、レシピ開発に励みます。urara
instagramのストーリーで、毎晩のごはん紹介やっています▶︎ こちら
urara