干し菊芋とオーツ粉のアールグレイケーキ
親友から、「干し菊芋」を大量にもらった。きっと、彼女の田舎の佐賀のお母さんの手作り。味噌汁に放り込むのに重宝したけれど、せっかくなので、ケーキにするね。きっとこれから先も菊芋を持て余すであろう彼女に向けたヘルシーケーキのレシピです。
さて、干し野菜をどうやってケーキにしよう?菊芋を前に、ひらめいた、ちょっと斬新な調理法です。じゃん!
紅茶で干し菊芋を戻します!濃いめに煮出した熱いアールグレイを干し菊芋に注いで、紅茶の風味を菊芋に注入!
10分ほど経つとこんな感じ。菊芋が蘇ります。(椎茸の醤油煮みたい)紅茶の香りをたっぷり含んだよ。
戻した菊芋を紅茶の汁ごとフードプロセッサーへ。デーツシロップ、米油、卵、お塩をフードプロセッサーに入れて撹拌します。デーツシロップがなかったら甘みはメープルシロップでもOK。ハチミツは焦げやすいから焼き加減に要注意。
次に、粉類とスパイスをよく混ぜて準備。 今日はオーツ粉を使ってグリテンフリーに。Romantic Foodiesのスパイスミックスパウダーでも美味しく本格的なスパイシーに焼けるのでおすすめ。
フードプロセッサーで撹拌した生地と、粉類をよく混ぜたら、パウンド型に流し込みます。
170度〜180度で45分焼きましょう。
いい香り!程よくふくらみ、ずっしりな焼き上がり。
愛しき断面。菊芋は完全にケーキに馴染んで一体化。ベジケーキの魔法。
しっとり、ねっちり、おいしく焼けた!菊芋はクセが少なくて、栄養たっぷり。ベジケーキにぴったりの素材です。
甘さ控えめに焼いたので、イチジクのジャムを添えて。イチジクのジャムは、伊豆はぐくみ農園さんの手作りジャム、冷蔵庫のなかのとっておき。
佐賀の干し菊芋と、伊豆のジャム。東京のキッチンで出会って一つになった。世界に一つのケーキ、なんだか仲人さんみたいな気分。愛情たっぷりのケーキだね。
3月は菊芋の旬、この頃は近所のスーパーでもよく見かけるようになって、メジャーな野菜に昇格してきた菊芋ちゃん。芋だけれど、糖質の少ないヘルシー芋。生の菊芋もベジケーキにぴったりだから、またレシピにしよう。
まいにち移りゆく空気の中に、季節のヒントをフワッとつかんで、混ぜて、焼いて、ケーキにする。その行為が楽しくて、ベジケーキを焼いて、焼いて、焼きまくっています。八百屋さんの店先では、そろそろキンカンが終わる気配。3月も真ん中ですね。さあ、ウェルカム!春の素材!urara
菊芋アールグレイケーキ材料:Aドライ菊芋 70g濃いめに煮出したアールグレイ紅茶 1カップ(菊芋が浸るくらい)米油 40gデーツシロップ 40g全卵 1つ塩 3gBオーツ粉 140gシナモン 小さじ1重曹 小さじ1/2下準備:オーブンは180度に温めておく。型にクッキングシートを敷く。Bの粉類はボウルで泡立て器でよく混ぜておく。作り方1 菊芋に紅茶を注ぎ、10分ほど浸す。2 フードプロセッサーに材料Aを入れてよく混ぜる。3 2に材料Bを加え、ゴムべらで混ぜ合わせる。4 型に生地を流し込み、オーブンで180度45分ほど焼く。ケーキの真ん中に竹串をさし、生地がつかなければOK。5 型とオーブンシートを外し、網の上で冷ます。6 粗熱が取れてから食べやすく切り分ける。お好みでジャムなどを添えて食べる。 |