明日葉とタラの芽のジェノベーゼパスタ
春の伊豆へ行ってきました。1月に咲き始めていた椿は、満開。そろそろ終わりそう。
庭には自生する明日葉でいっぱい。明日葉の茂みの中から、生まれたての赤ちゃん葉っぱを見つけることは、この家に来る楽しみのひとつ。
明日葉は1年を通していつでも取れるけれど、春の明日葉は別格。瑞々しく、苦味も少なく、柔らかくておいしい。
たくさん摘んだ明日葉。フレッシュな生の味わいを感じたいから、ジェノベーゼを作ろう!
数年前、夏のニースで食べたジェノベーゼに衝撃を受けて以来、大のジェノベーゼ好きのわたしです。でも、オイルたっぷりのパスタはちょっとギルティ。せっかく自分で作るなら、オイルは控えめ、プラントベースでヘルシーなジェノベーゼを作りたい。
そんなワガママを研究して、たどり着いたレシピ。素材はとってもシンプル。にんにく、お水、レモン汁、お塩。そしてピーナツの粉。
プラントベースでコクのあるジェノベーゼペーストを作りましょう。
まずはピーナッツパウダー以外の材料をフードプロセッサーに押し込んで。ギュウギュウにしてスイッチON!
一般的なレシピでは、ここでオリーブオイルを入れるけれど、代わりに、少量のお水を使います。コツはどれだけ少ない水分で、フードプロセッサーを回せるか。だから、様子を見ながら、少しずつお水を加えて、撹拌します。
途中何度かフタを開けて、スプーンで全体のムラをかき混ぜながら、全体をペーストに。
ペースト上になったらピーナツ粉を入れて、もう一度撹拌。ここでピーナッツを入れることで、ピーナッツが余分な水分を吸ってくれるのです。ナッツのコクも加わって味に奥行きが出ます。
鮮やかなグリーンのジェノベーゼペーストが完成!レモン汁を入れたので、明日葉の変色も防げます。でも、せっかくならフレッシュな美味しさを、味わいたいので、一度で食べ切るか、冷凍保存がおすすめ。
パスタを茹でたら、ジェノベーゼペーストと、お好みの量のオリーブオイルをよーく絡めましょう。
オイルを後入れにすることで、初めからオイルを撹拌させて作る一般的なレシピよりも、グッとオイルの量を控えめにできるの。でも明日葉はたーっぷり!もっとヘルシーにしたいなら、オイルなしでももちろんOK。葉っぱの旨みがたっぷり。
タラの芽もトッピング。タラの芽は、パスタが茹で上がる30秒前に、サッと一緒に茹でました。
春の香りが贅沢な、明日葉とタラの芽のジェノベーゼの完成。
明日葉の味と、タラの芽の味って、似てるかも。エネルギッシュでクセ強め。でも清々しく、突き抜ける爽やかな香り。春ならではの生命力を丸ごといただく、今だけのごちそうだ。
後半はチーズを振りかけて食べちゃおう〜と企んでいたのに、気づいたら食べ終わってしまった。そのくらい、プラントベースでも満足感たっぷり。わたしのお気に入りレシピです。夏のバジルを待ち侘びながら、いろんな葉っぱでジェノベーゼしよう。コリアンダーとか大葉とか。香り野菜が大好きだ!urara
明日葉ジェノベーゼペーストのレシピ(4〜5人分)材料明日葉 200g浄水 50~100g塩 小さじ1~1 .5ピーナツパウダー 30gレモン汁20gニンニク 1かけ
作り方①明日葉はよく洗って水気を拭き取る。②フードプロセッサーに、ニンニク、塩、明日葉の順に材料を入れ、レモン汁をまわしかける。水を半量入れてから、撹拌する。③途中、スプーンなどで全体をかき回し、水を少しつづ足しながら全体を撹拌しペースト状にする。④3にピーナツ粉を足して、再度撹拌し、全体を滑らかにする。⑤茹で上げたパスタに、ジェノベーゼペーストと、お好みのオリーブオイルをあえていただく。 |