お気に入りの八百屋がある。いつも活気に溢れていて、安さはもちろん、野菜の味も良く、珍しいハーブやニッチな野菜も並ぶ。数年前にこの八百屋と出会ってから、私の野菜料理のレパートリーはぐんと何倍にも広がった。そんな、行きつけの八百屋で見つけた水茄子。3つで100円。
「生で食べて!」という声が聞こえてくるような、かわいらしい真ん丸の水茄子。あまり見ないサイズ感が気に入った。
まずは洗ってヘタを落とす。鉛筆を削るようにヘタは斜めに切り落とす。
実は包丁を使わずに手でちぎるのがポイント。断面のナチュラルな凹凸の歯触りがおいしさのポイント。味もよく染みる。
一口大に切ったら(我が家の一口は大きめかも)、軽く塩を振って。
千切りにしたエゴマの葉をワサっとのせます!スーパーで買うとちょっと高めのエゴマの葉っぱが、八百屋だとなぜか39円なので、行くたびついつい買ってしまう。
オイルもえごま油で栄養バッチリ。体に良いオイルをたっぷり含むえごま脂は、加熱せずに、生で摂ります。酸化しやすいので冷蔵庫保存もお忘れなく。
そして米酢もひとまわし。千鳥酢は米酢の中でもちょっと格上の美味しさ。ボウルの中で手早く順番にまわしかけて、優しく和えるだけ。調味料が美味しければ、味付けもシンプルで充分!
食べるまで冷蔵庫で冷やして、味を馴染ませてから、いただきます。
フレッシュな水茄子は、まるで果物のよう。お口いっぱいにみずみずしさが広がる。そしてエゴマの香りでガツンと引き締まる。さっぱり、おいしい!茄子はからだの火照りをクールダウンしてくれるから、暑い日の箸休めにもぴったり。
もうすぐ東京を離れ、夏の田舎生活が始まる。きっと大量のナスが私のもとに押し寄せてくるだろう。あとキュウリ、オクラ、モロヘイヤ。大葉が都会の何倍も安くて新鮮なのがいちばん嬉しいんだった。新鮮な夏野菜と魚介たちよ、待ってろよ〜!ワクワク! urara