とっておきの玄米粉&畑のズッキーニで焼く、特別なズッキーニブレッド。
伊豆の家で過ごす夏休み。古民家の家には、ドアチャイムもない。ガラガラ〜と、ドアを開ける音と同時に「こんにちは〜」とご近所さん。とれたてのズッキーニをおすそ分けしてくれた。大きい!!
ちょうど、マルシェで手に入れたとっておきの玄米粉もある。自然栽培で育てた在来種「朝日米」の玄米粉。伊豆田んぼプロジェクトの農家さんの作った無農薬の特別なもの。
スペシャルな玄米粉と、採れたてのズッキーニ。最高のふたつの素材を味わうべく、ズッキーニケーキを焼こう。
まずはズッキーニをしりしり。ぜひ寿司桶を一緒に使ってみてください。
使い心地最高な快適コンビ、ズッキーニが飛び散ることなく収まるし、野菜の余分な水分も適度に吸ってくれるのです。
次に、ボウルで粉類を混ぜ合わせます。玄米粉140g、シナモン小さじ1、カルダモンプリンセス小さじ1/4、重曹小さじ1/2を入れて混ぜておきます。
別のボウルでは、卵2つ、ココナッツシュガー50g、オリーブ油50g(米油でもOK)、塩2gを入れて泡立て器でよく混ぜます。
先ほどの千切りズッキーニ 280gを加えたら、ゴムベラに持ち替えて生地を混ぜます。
次に粉類を投入し、混ぜ合わせます。
さっくり、ふわっと、手早くね。
このくらいの生地感が目安。野菜の水分量や米粉の吸水率には個体差があるので、ここで生地が固く感じたら、ズッキーニを足したり、豆乳の水分を足して微調整。
パウンド型に生地を流し込んで、
180度に余熱しておいたオーブンで40~45分ほど焼きます。
焼き上がったらすぐに型から外して(ヤケドに注意)、網の上で冷まします。型からすぐ外さないと、ケーキが蒸れて水っぽくなってしまうので注意。
よく冷めてから食べやすいサイズにカットします。
ズッキーニの緑の皮が見え隠れしつつも、ふんわりと生地に馴染んで一体化、これぞベジケーキマジック!
ズッキーニはしっとりふわふわ、その中に玄米粉のプチプチ感。噛み締めるごとに豊かな味わい。このケーキにクリームチーズはいらない、そのままでいただきたい。優しいおいしさ。
この材料、この瞬間でないと作れない味ができた。おうちケーキはいつも一期一会。だから愛しい、楽しい、やめられない。
冷めたらラップに包んで、ご近所さんにもお返し。「これ届けてきて」と、娘におつかいを頼む。そんな、ご近所さんと気軽なやりとりも、田舎暮らしの醍醐味。ここにいると、お年寄りを大切に思えるし、長生きしたいって自然に思える。都会にいると生きる意味とか理由とか頭で考えすぎてしまっていたかもな。脳みそも夏休みしなくちゃね。urara