インドで習うガジャルハルワ&チャイのレシピ

インドで習うガジャルハルワ&チャイのレシピ

にんじんのおやつと、本格チャイのレシピ。愛しいインド土産も。

本場のインドの味を知りたい!レストランもいいけれど、家庭料理のことが知りたい。インド人のおうちにおじゃまして、お料理レッスンを受けました。

Preeti さん、Teamさん、ご夫婦から教わる料理教室。

生まれたてのかわいいbaby boyにも出会えました!

まずはスパイスレッスンから。

ずらっと並ぶスパイス。ひとつひとつ、嗅いだり、味見できるものは味見をする実体験。日本ではあまり見かけないスパイスの「キャロムシード」(アジョワン)は消化によくお腹を下した時にも良いとか。そんな風に、ひとつひとつに、アーユルヴェーダの知恵が詰まっている。

野菜たっぷりのおいしさを知りたくて、ベジタリアンカレーのレッスンをセレクト。

クミンをきかせた、オクラのサブジ。

ひよこ豆のカレー。

他にも、レンズ豆のカレー、バスティカ米の炊き方、粉から作るチャパティと、3時間にわたる濃厚レッスン。

そして。キャロットケーキ偏愛家としては外せない、インドで人気のにんじんのおやつ「ガジャルハルワ」をスペシャルリクエストして、レシピを教わりました。ちなみに「ガジャル」はにんじん。「ハルワ」は野菜や果物、ナッツなどを油と砂糖で煮詰めたお菓子のことを言います。

 

ガジャルハルワのレシピ

①にんじんを千切りにする。

にんじんは皮をむき、千切りに。ここで登場したのがインド版しりしり器。軽くて切れ味もよく、とっても使いやすい!

②ギーでにんじんを炒める。

オイルは北インド料理には欠かせない「ギー」。たっぷりと鍋に熱してにんじんを炒めます。

バターから不純物を取り除いたギーは、インドの家庭の必須調味料。クセのない味わい。

③砂糖を加え10分ほど炒める。

 にんじんに対して1/3ほどの量のお砂糖を入れます。ちなみに、甘さはどのくらいがいいか?と聞かれ、Less Sweetを伝えて、このお砂糖の量。インドのひとはきっともっと甘いのがお好み。ブラウンシュガーで代用も、もちろんOKだそう。

④ミルクケーキを加える

ミルクケーキという、練乳のようなものをスライサーで削ります。チーズのようなバターのような見た目だけれど、砂糖は入っていない。

ミルクケーキはにんじんに対して半分ほどの量を入れ、さらに炒めます。

⑤ナッツとレーズンを加える

砕いたカシューナッツ、アーモンド、グリーンレーズンを加えて仕上げに軽く炒める。

ちなみにこの鍋は「ガダイ」というインドの家庭での必需品。まるい底の形が、オイルをスパイスの香りを引き立てるそう。私もアルミ製のものをお土産に買ってみた。 

⑥できあがり。冬に食べたい「炒めるキャロケ」。

あっという間に完成!にんじんの甘み、ミルキーなコク、ナッツとレーズンのアクセント。これはもう、「炒めるキャロケ」だ!

ちなみにインドでは、ガジャルハルワは冬に作るおやつ。冬のレッドキャロットで作るからこそおいしい、冬のデザートだそう。ふだんは夏には絶対に作らないし、今日のこのガジャルハルワは本物ではない、とのこと。甘さも控えめだったので、お二人からしたらso soな出来栄えだった様子。冬の日本でも京人参で作ってみよう。カルダモンやシナモン、チャイマサラでスパイシーにしようかな。

カルダモンとキャロムシードのチャイのレシピ

レッスンでは、チャイも習いました。400mlほどのお湯に対して、ホールのグリーンカルダモンを4つ割り砕き、サヤごと鍋に入れます。キャロムシードはティースプーンに1杯ほど。5~10分ほどスパイスが香り立つまで煮出します。

火を止めて、茶葉をティースプーン4杯ほど、お湯と同量の牛乳を加えます。再び火をつけ、沸騰する直前で火をとめ、茶漉しで漉したら出来上がり。

愛しいインド土産。

レッスンのあとはTeamさんの案内で、近所の商店へ。本場ローカルのお買い物スポットで、スパイスや道具をお買い物。

 

レッスンでも使った、インドのしりしり器に期待大!コロンとかわいい「ガダイ」に、カレー用のお皿など。しばらくキッチンで愛用してみよう。

 そして、この旅のもうひとつの大きな目的!

運命の布探し。

 

インドならではのときめく布にたくさん出会いました。布オタクのRomantic Foodiesのデザイナーも大興奮、とびきり素敵な布で、トートバッグを作ります。お楽しみに。

かわいい、おいしい、を探してどこまでも。

汚い?騙される?お腹をこわす?インドと聞いて日本人が想起しがちなあらゆる不安は、思いのほか軽々とクリア。(あくまでアフリカやネパールを旅してきた私には・・・)

そして、カオスのなかで見つけたときめきがたくさん。

おそろいのピンクのサリーで、スマホで自撮りをしまくる女の子たち。

まるでお姫様みたいな女の子。インドの「かわいい」は、「ゴージャス」であることが必須みたい。アクセサリーもジャラジャラ、キラキラ。

きらびやかな装飾品が並ぶオールドデリー。エネルギッシュでカオスな問屋街。

写真を撮る余裕がないほどのカオス。路地裏の問屋に飛び込み、かわいいビーズ探しも。

オールドデリー散策のあと、有名店「モティ マハル」で食べたカレーとビリヤニ。

露天のおじいさんから買った指輪。オールドデリーの魔法がかかっている。いびつなフォルムが不思議に愛しい。この指輪は、誰かどこで作ったのか?もしかしてあのおじいさんが作ってるのだろうか?

オールドデリーの謎を確かめたくて、もう一度オールドデリーを行こうと企みつつ、タイムオーバー。

本当に知りたいことはGoogle Mapにのっていない。もっと知りたい、魅惑のインド。まだ知らないおいしいも、かわいいも、きっと無限に潜んでる。この国にきっとまたすぐ訪れる予感でいっぱい。urara