インドのキャロットケーキと甘いおやつ

インドのキャロットケーキと甘いおやつ

インドのキャロットケーキが食べたい!スパイスの国で出会った、びっくりスイーツ。

「インドのキャロットケーキが食べたい!」ずっと前から温めていた密かな願い。ついに!インドに呼ばれて、デリーまで。

意外にも涼しくて、むしろ東京よりも過ごしやすい8月のデリー。ドキドキの旅のはじまり。

スパイスの国のキャロットケーキはいったいどんな味かな?期待をふくらまながら、まずはキャロットケーキ探しスタート!

いまどきカフェ、Elma'sのキャロットケーキ。

まず最初に見つけたのは、ハウスカズビレッジにあるElma'sのキャロットケーキ。異国のスイーツショップのショーケースでキャロットケーキを見つけた瞬間の胸の高鳴り。これぞ旅の醍醐味!

キャロットケーキの佇まいはもちろん、キャロケを取り囲む脇役ケーキ(私にとっては)も、その出立は日本のケーキとまるで違う。

分厚いクリチに心奪われる、インドのキャロケ。

トップのにんじんデコレーション、そして、なんといっても分厚くサンドされたクリームチーズ。海外ならではビジュアルにときめきが炸裂。

ひとくち食べれば、お口のなかはほぼクリチ。クリーミーなおいしさに包まれて、うっとり。

ヒンドゥー教徒の多いインドではベジタリアンが多く、乳製品が主要なタンパク源。インド人はチーズが大好き、欠かせない食材だそう。牛を神聖に扱うインドだからだろうか?インドのチーズは日本でたべる味よりおいしく感じるのは気のせいかな。

もう一つ、カフェのキャロケを。観光客でも安心して回れるショッピングエリア、カーンマーケットのカフェBLOOM。

 

表面にみっちりとナッツが敷き詰めれている個性派キャロケを見つけた。

くるみぎっしり!個性派クランブルキャロットケーキ。

口にするたび、くるみが砕けて、じゅんわり!ナッティーでリッチなおいしさ。甘いだろうな〜と警戒しながら食べてみると、意外にも甘さは控えめ。海外のキャロケあるある、嬉しい裏切りシリーズ。

そして、意外にもスパイスはひかえめだ。シナモンがふんわり香る程度。

こちらは一緒にオーダーしたピスタチオケーキ。

ホワイトチョココーティングと、サクサクの生地、クリームもこってりと濃厚。水分<油分。日本では出会ったことのないギルティなおいしさ。ひとくちあたりのカロリーが異常に高そう。その恐ろしさに震えつつも、食べる手が止まらない。

とびきりリッチさな味わいが、インドスイーツの醍醐味なのか?インド人にとっての「おいしい」とは?答えをもとめ、インドのローカルスイーツを探す。

インドのローカルに愛される、インドスイーツ。

もっと、もっと、インドならではのおいしさに出会いたい!と、方向性を変えて向かったのは人気のローカルスイーツショップ。

手作りのスイーツも種類がたくさん、そしてスイーツだけでなくカレーやおかずもあるファミレスのようなお店。ローカルのお客さんがひっきりなしににぎわうお店。実は1回目はあまりに混んでいてオーダーできず諦めて、2回目の来店。この店員さんが優しく丁寧に接客してくれました。(ちなみにインドでは働くひとはほぼ男性、働く女性がとても少ない男性社会。)

デリコーナーで見つけた、にんじんのケーキ。しょっぱい系の味付けかな?

ケーキコーナーは、色とりどり。

インドカラーのケーキに、おもちゃみたいにかわいいホールケーキ。

インド菓子はカラフルでキラキラ。謎のお菓子が並ぶ。

一体どんな味なのか?まったく想像がつかない。

インドといえば!「世界一甘いおやつ」といわれるドーナッツ。

インド名物!「グラブ・ジャムーン」。揚げたドーナッツを甘いシロップにつけたもの。

金色のお風呂にぷかぷか浮かぶドーナツ。笑ってしまうほどのハイカロリーなビジュアルに少しおののく。でも、ここまで来て、後には引けないぞ!

「世界一甘い」を、いざ、実食!

こぼれたコーヒーと提供されるクラブジャムーン。雑なインドスタイルが不思議に愛しい。

金色に光り輝く、ハイカロリーを味わおう。

 

外側サクッ!内側じゅわ。甘さとオイルに一瞬で心を鷲掴みされる。意外にいける!意外なおいしさ!気づくとぺろっと食べてしまう。ハイカロリーには魔法がある。

不思議な食感のバルフィも、やみつきに。

こちらは「バルフィ」とよばれるお菓子。牛乳とお砂糖を煮詰めてナッツをくわえたもの。ホロホロ、じゅわん、サクサク。はじめての食感!もっと食べたい、と思うおいしさ。

スイーツをたっぷり食べて満腹でホテルに帰ったら、ホテルからサプライズギフトが。8月15日インドの独立記念日を祝ったインドの国旗カラーの「ラドゥ」。

ひよこ豆粉のおいしさ、ぎゅっ!やみつき「ラドゥ」。

一粒だけ、と思って口にしたのが最後、止まらないおいしさ。ラドゥはひよこ豆粉、ギー、お砂糖で作られた、丸いスイーツ。ざくっと、ほろっと、食感が魅力的。そう、Romantic Foodiesのグルテンフリーミックスにも使っているひよこ豆粉も、インドから来ているのです。ひよこ豆粉のおいしさを海を超えても実感!

ちなみに白いラドゥはココナッツ。こちらも美味。

独立記念日を祝って。あまーいケーキ。

 

さらに突然部屋に届いた、サプライズケーキ!スイーツをたらふく食べた罪悪感に包まれながらも、おそるおそる食べてみる。ジャリジャリのあま〜いクリームに、お煎餅のような綿飴のような不思議な生地。米粉?ココナッツ?不思議な甘い、謎のケーキ。

激甘!なのに不思議にはまる、インドのおやつ「ミタイ」

実は食わず嫌いしていた、インドのスイーツ。食べてみたら、意外にもハマるおいしさで、こんなにハマるとは思わなかった。予期せぬ出会いってやっぱり、おいしい。これこそ私が旅に出る理由。食いしん坊を言い訳にどこまでも行くのだ。

さて、次回は、インドのご家庭にお邪魔して、カレーとにんじんのおやつを作ります。

 

インドでいちばん人気のガジャールハルワ。これはもはや、炒めるキャロケ。オーブンがない方にもおすすめのレシピを習いました。お楽しみに!urara