おいしいのアイディアを探しに、ちょっとハワイのスーパーまで。
ママチャリに乗るくらいの気分でエアーを取って、スーパーに行く身軽さで、ふらっとハワイにやって来た。お買いもの気まぐれコラムを始めてみます。
空港に着いてすぐさま向かったのは、カカアコにあるWhole Foods Market。
パンデミックの最中から、いちばん来たくてうずうずしていた場所、それは異国のスーパー。食材を見つめていると、何時間でもスーパーに入り浸ってしまう、食材オタクの私にとって、ここはパラダイス。東京のオオゼキでも毎日わくわくしているけれど、数年ぶりのホールフーズはその何倍もわくわくドキドキ!
日本では買えない素材でハワイアンなキャロットケーキの材料を探しましょう。
荷物が多くならないように、少ない材料で焼きたいから、パンケーキミックスで焼くのが良いかも。ベーキングソーダが入っている、グルテンフリーのパウダーをチョイス。
スパイスは迷わず、Pumpkin Spice Mix!
日本ではお目にしないこのスパイス、「パンプキン」といえど、カボチャは入っていない、パンプキンパイのためのスパイスです。シナモン、ナツメグ、クローブ、ジンジャーがブレンドされていて、キャロットケーキにもぴったり。
もちろんキャロットケーキもチェック。
ホールノキャロットケーキも。
マフィンタイプも!
ヴィーガンだって!
ホールフーズらしい、ヴィーガンキャロットケーキを連れて帰ろう。
続いてはもう一つの大好きなスーパー、Down to Earthへ。
Down to Earthは、ハワイ生まれの自然食品スーパーマーケット。小さい店内にぎゅぎゅっと、良質な食材がたくさん並ぶ。
プラントベースのクリームチーズがこんなにたくさん。数年前に来た時よりも、ヴィーガン食材が格段に充実している。これはいろんな種類を食べ比べて、研究しなくちゃ。
そのほかにオイル、ナッツミルク、量り売りのブラウンシュガーも買い揃えて、あとはにんじんを探す。
しかし。にんじんがない。そして野菜が高すぎる・・・。
そう、ハワイのスーパーは野菜がとっても高い。だから、ハワイに来たらファーマーズマーケット通いが欠かせない。
水曜日の夕方を待って、ホノルルファーマーズマーケットへ。
小さなマーケットの中に、八百屋さんは3店舗ほど。
大きくてお買い得なジャンボキャロットを見つけた!
ハワイに来たらケールもマストバイ。味が濃くてワイルドで、栄養ばっちり。
サラダもまともに買うと高いし、美味しくないので、マーケットで買うお野菜は滞在中の貴重なビタミン源。写真を忘れたけれどスライス済みで売られていた青パパイヤが美味しくて、便利だった。
お部屋にただいま。キッチン付きのマンションタイプのお部屋を借りました。
広めのキッチンが嬉しいお部屋、料理熱も高まる。
買い揃えた食材で、さあ、焼こう。ハワイアンキャロットケーキ。
まずは、日本から連れてきた、愛用のMyしりしりでにんじんを千切りに。
いつものすり心地と全然違う!日本のにんじんよりも硬く、水分が少ない、ハワイのにんじん。味見してみると、野生の味わいで力強い。日本のにんじんて品種改良しすぎてないかしら?と思うほど、にんじん本来の味がする。
つづいて、マカデミアナッツミルク、ひまわりバター、ライトブラウンシュガーをスプーンでくるくる。
日本では手に入りずらい食材ばかり選んでみた。計量せずに、目分量。感覚で作るお菓子作りが大好きです。
さいごにグルテンフリーパンケーキミックスを混ぜ合わせて。
これまた日本から連れてきた、愛用のマフィン型に生地を入れて。オーブンシートは忘れちゃったのでナッツバターを塗り塗り。
アメリカ製のオーブンは温度の表示も違います。日本の180℃は
こちらでは356°F。でもなんだか温度が低い気がして400°Fにて16分!焼きましょう。
じゃん!
膨らみは弱め。マフィンのようなスコーンのようなハワイアンキャロットケーキの出来上がり。(お気に入りのTシャツと記念撮影)
ヴィーガンクリームチーズをたっぷり塗って。
せっかく買ったスパイスを入れ忘れたことに気づいて、クリームの上から振りかけた。
みっちり、しっとり、やさしいおいしさ。
カシューナッツベースのクリチに、マカデミアナッツとひまわりバターを使った生地だから、ナッティーなおいしさ。プラントベース素材ならではのコクがある。
今まで食べてきたケーキと比べたら、ずば抜けた美味しさではないけれど、今、この瞬間、世界中で私だけしか知らない味を食べている。レシピのない、もう2度と作れない、一期一会の味わい。それってすごく贅沢でRomantic!旅の醍醐味。
ケーキの後のデザートはベジスープを。
マーケットで買ったケール、日本から持ってきた昆布、干し椎茸。味付けは塩昆布で。地味だけれどほっこり満たされ、癒される。おいしく元気を充電して、明日もおいしいを求めて街へ出よう。ハワイを旅するRomanticFoodies、つづきます。urara