夏野菜をしりしりして作る、フレッシュマフィン。
この夏、とにかく、しりしりにハマってる。
にんじん、しりしり。
しりしり、しりしり、しりしり。
キャロットケーキをつくるときのスライサー、いろいろ迷子だったけれどようやく出会えた、マイベスト道具。
この細さとサイズが、私の求めるキャロットケーキにベストマッチ。にんじんの水分がにじみでやすいスライサーを使うと、生地がべちゃっと膨らみずらく、失敗しやすいのだけど、このしりしり器を使うと、にんじんの繊維が壊されず、水分をふくんだ細切りに仕上がる。ケーキの生地とうまく馴染む。
にんじんがこのくらいのサイズになったら、ストップしりしり!(調子にのってハイスピードしりしりすると、指や手をケガするの)
調子にのって、なんでもかんでも、とにかく、しりしり。
にんじんはもちろん、ズッキーニもしりしりしてみた!
柔らかい野菜はとっても気持ちいい!
サラダにする?いや、マフィンでしょう!
ビックサイズのグラマラスなマフィンを焼きます。ちょっとめずらしい3口サイズのマフィンのブリキ型で。マフィンのグラシンペーパーがなくても、クッキングペーパーをカットすればだいじょうぶ。
粉は何にしようかな。全粒粉にしようかな。スパイスはグローブが、夏の気分にハマると思う。
ひとつめのボールで粉類を混ぜて。ベーキングパウダーよりも、重曹がおすすめ。重曹のほうが力強くグンと膨らむ。不思議と、なぜか。スパイスはグローブが今の気分。グローブだけでシンプルにしよう。
もうひとつのボールで、たまご、オリーブオイル、はちみつ、お塩を混ぜたら、野菜をどばっと。驚くほどの量をいれちゃうよ。
夏野菜のビタミンカラーに、ハッとする。目から浴びるビタミン。作りながらもうこころはビタミン満タン。これが料理のすばらしいところ。
お好み焼きみたい?でもまさに、お好み焼きみたいな生地感をめざすと上手に焼ける!
マフィン型に生地をこんもり、高く、盛り付けて。真ん中がたかーくなるように。邪道だけど、12分目まで生地をモリモリ盛るのです。これがセクシーフォルムなマフィンをつくる秘訣。おそれずに。
オーブンを開ける瞬間のドキドキとときめきは何度焼いても色あせない。
よーく膨らみました○
型のまま、網の上で荒熱をとって。荒熱がとれたら、平らなお皿の上で、冷まして。(そのままにすると生地がむれちゃう)(ブリキの型も濡れっぱなしはやめたほうがよい)
冷蔵庫で冷やして、クリームチーズをのせて。栄養たっぷりのずっしりマフィン。にんじんとズッキーニ の歯応えも、いい感じに残って、野菜の存在感を感じるタイプ。
お食事マフィンとおやつの間の絶妙な甘さに焼き上がった。
甘いものが苦手なあの人も気に入ってくれるかな?とあの人のことを思い出したり。美味しいものができたときって、いつも大切な誰かを思い出すもの。
まいにち食べていい、むしろまいにち食べたくなる、ヘルシーなしりしりマフィン。
おそろいの味、楽しんでくれたらうれしいな。
urara