ピンクを探しにベトナムへ ー Columnー

ピンクを探しにベトナムへ ー Columnー

ホーチミンでピンクを集める旅日記。Women's Dayに思うこと。

3月なのに東京は雪だとか。そんな冬の東京から逃げ出し、ベトナムへ来ている。

知らない街を歩きながら出会う、思いがけない配色。見つけるたび、自分のカラーパレットに色が足される感覚。

たくさん色を集めたい、たくさんおいしいのヒントも集めたい。アートディレクターとして料理家として、私が定期的に旅に出るふたつの理由。

ここベトナム、ホーチミンのシンボルはピンクの教会。

タンディン教会はフランス統治時代にフランス人に建てられた教会。曇り空、排気ガスのグレーの中で映える、ピンク色に、訪れる多くの観光客がカメラを向ける。

名もなき小道にもフランスを感じるカラーリングがちらほら。町中に咲き溢れる、花は南国のピンク。

古い建物もまだたくさん立ち並ぶ、雑多でエネルギッシュなアジアの景色。

この数日曇りが続いているホーチミン。空はグレー。排気ガスがたちこめて空気も灰色だ。とにかく世界屈指のバイクだらけの街、街歩きも命懸け。

バイカーたちはマスクとフードパーカーで全身を覆うスタイルが主流みたい。その中でもピンクを纏うピンクライダー(と私が名付けた)が多いことを発見。 

ピンク好きのだれかのピンクなバイクとヘルメット。ピンクはきっと人気カラー。

Tシャツ似合うね、お兄さん。この街にはいたるところにピンクが溢れている。バイクに轢かれそうになりながらも(一度軽く轢かれた)ピンクを集めて街を歩く。

ホーチミンのピンクコレクション。

浮かぶ、ピンク。

働く、ピンク。

包む、ピンク。

偽物の、ピンク。

血の、ピンク。

咲く、ピンク。

夕方の、ピンク。

夜の、ピンク。

PINK! PINK! PINK!

どうしてこんなにもピンクに惹かれてしまうのだろう?

ピンクなもの。かわいいもの。いわゆる「女っぽいもの」にときめいてしまう気持ち。ピンクが好きだ。だけど一方で、ピンク=女らしさの象徴であることには怒ってもいる。ピンクを愛で、身につけながらも、心の中では男性優位な社会にむけて、密かに中指を立てている。いつだって。それも含めて、PINK! PINK! PINK!!! なのだ。

国際女性デーの今日、考える。「女って?」

3月8日の今日は国際女性デー。ベトナムではあらゆるお店でセールをしたりスペシャル商品が店頭を飾っている。

ケーキ屋さんも、花屋さんも。

ミモザのイエローではなく、PINKに彩られるベトナムのWomen's Day。(日本でここまでピンクにしたら炎上するかも?)Womens Dayにかこつけた、ケーキセット、いいね。女でわいわいケーキを食べるWomens Day、楽しそう。

と、ベトナムがこんなにも盛り上がっているというのに、日本ではまだまだマイナーな国際女性デー。2月のバレンタインで女は男にチョコを買わされ、ひなまつりでは子どもだけを祝い、5月の母の日にはこどもを持った女だけがありがとうと言われる日本。

でも、好きな人がいても、いなくても。子どもだけじゃなくて、大人でも。母親だけじゃなくて、産まない女性でも。ただただ、「女に生まれてよかったね!」と祝うWomen's Dayがもっと大切にされるといいな、思う。

今年はそんな思いを、ステッカーにこめました。ぬけぬけと、フェミニンに、ガーリーに。理屈ぬきの、かわいいウサギにLoveをこめて。1枚につき100円を国際強力NGOジョイセフに寄付します。写真は去年ジョイセフさんと一緒に訪れたザンビアの女の子たち。(去年のザンビア視察のコラムはこちらから)

 

 

(※ジョイセフは現在はベトナムの支援はしていません。今回の渡航はジョイセフの視察ではありません)

国境も文化を違うけれど、同じ地球人。3月8日の今日、地球のすべての女性の健康を願います。

 

すべての女性がEmpower Myselfできるように。女性であることを理由に、健康を害したり、危険に晒されたり、命を落とすことがないように。

知らない国の知らない文化を生きる女性と、すれ違いざまに微笑みを交わす。そんな女同士のピースフルな一瞬が、好きだ。

女に生まれてよかったね!Happy Women's Day ! 

ホーチミンで見つけたたくさんの色は、Romantic Foodiesだけのカラフルなアイテムに落とし込みます。今からワクワク。そしてこの旅のもうひとつの大切な目的、おいしいものめぐり。今日はベトナム料理を習いに出かけます。その話はまた、次回!urara