ベトナムおこわとココナッツ革命–Column–

ベトナムおこわとココナッツ革命–Column–

ホーチミンのマーケットでお買い物。ヴァン先生のキッチンでココナッツおこわをつくる。

世界中のマーケットでお買い物して、料理したい!とはいえベトナム語の話せない私には、ローカルマーケットでのお買い物は、ちょっとハード。日本に食材を持って帰るわけにもいかないし。

そこで出会ったのがヴァン先生。ホーチミンで長年、ベトナム料理の先生をされていて、日本語がすばらしくご堪能!

ヴァン先生と一緒にマーケットでお買い物へ!

先生に市場を案内してもらい、そこで買った食材でお料理をするツアーへ。写真はこの日つくるマンゴーのシントー(スムージー)のマンゴーをえらぶヴァン先生。ホーチミンでは1年中マンゴーが食べれるそう。

川辺にはメコン河から下ってきた船上八百屋さん。

南部で採れたたくさんの果物、野菜、卵や鶏も売っている。船の奥には居住スペースもあり、ここで寝泊まりをしながら数日滞在し、売り切れたら南部に帰るそう。

ベトナム料理に欠かせないココナッツが、いっぱい!

緑のココナッツはジュースが採れる若いココナッツ。茶色のココナッツはココナッツミルクが採れる、熟したココナッツ。マーケットを歩きながら学びがたくさん!

これは、マッシュルームのようなキノコとニラのような葉もの。

日本ではみない姿かたち、かわいい。

バナナの花は刻んで使うそう。

フォーにのっているミョウガみたいなやつはコレだったのか!

緑のライムかと思ったら、なんとオレンジ。

ベトナムの人はオレンジジュースは買わずに、搾りたてのオレンジジュースを飲むそう。

そしてベトナムの食卓に欠かせないフォー。

できたての生麺を買うのがローカルスタイル。後ろの店主、チャーミングにピース!市場でのこんなやりとりが楽しい。

ココナッツ屋さんでは、ココナッツを絞ってもらう。

日本だと、ココナッツミルクは缶詰やパックしか手に入らない。先生は、パックや缶詰はよっぽどのことがない限り使わず、いつも新鮮なココナッツをマーケットで買ってお料理するそう。

買いだめをしない、ベトナムのキッチンルーティーン。

ココナッツにかぎらず、ベトナムでは多くのひとが食材の買い溜めをする習慣がないという。毎日マーケットへ行き、その日食べるぶんの食材を買うのがベトナム流。

「その日食べたいもの、旬の食材を、その日食べる分だけ買う」

これはふだんから私も大切にしたいと思っているスピリット。買いだめ派がメジャーな日本では少数派だけど、ベトナムだと多数決が逆転するのが、なんだか嬉しい。

ヴァン先生のキッチンで、ココナッツを学ぼう!

買い物を終えたらヴァン先生のキッチンへ。広くてかわいいキッチンで、おしゃべりをしながらクッキング。

日本じゃ習えない、ココナッツの捌き方!


ココナッツからココナッツジュースがジャーッ!!!

 

味見をしてみると、甘くてすっきり。市販のココナッツジュースとはまったく別物だ。

ジュースをとったあとのココナッツを二つに割ると、中には真っ白な果肉が。

味見をしたら、これもまた未体験のおいしさ。

甘くてプリっと、クリーミイ。これが本物のココナッツの味か!

ココナッツのない日本に生まれてしまったことが悲しくなってしまうほどのおいしさだ。人生最旨ココナッツとの出会いにより、嬉しくも悲しくも私の中でココナッツ革命が起きた。

ベトナムおこわとマンゴーのシントー作り。

市場で搾ってもらったココナッツミルクはおこわに使います。

起きな蒸し器で餅米を蒸しながら、二回にわけて、ココナッツを回しかける。

さきほど先生が捌いたココナッツジュースは、鶏肉を煮込むのに使う。

なんとお水を使わず100%ココナッツジュース!贅沢!ココナッツジュースで煮込むことでみりんのようなテリとコクが出るとのこと。

先生ご愛用のヌクマム。メモ!

おこわを蒸して鶏肉を煮ながら、さいごにマンゴーのシントーづくり。

氷たたき袋に氷を入れて、叩くヴァン先生。昔ながらの赤い氷袋、かわいい。

 

ミキサーにマンゴー、こおり、ココナッツミルクを入れて、撹拌するだけのシンプルレシピ。

ベトナムおこわと、マンゴーシントーのできあがり!

 

おしゃべりをしながらのお料理は楽しく、あっという間に完成!食器もテーブルウェアもベトナム感たっぷりでかわいい。先生とふたりで、いただきます。

 

ココナッツジュースで煮詰めた朝じめチキンは、てりっと香ばしくパーフェクトに絶品。こんがりキャラメリゼな見た目にしあげることはベトナム料理で大事なポイントだそう。トッピングが先生が「絶対欠かせない!」と言っていたフライドエシャロット。絶対欠かせない、に深く同感する名脇役。

そしてココナッツ香るおこわ。水分の多い日本の餅米とは違って、パラっとサラっとした香米に、まったりとしたココナッツとの相性が良い。

フォーより、バインミーより、おこわ=ソイが好き。

ベトナム料理といえばフォーやバインミーがいちばん先に名があがるけど、個人的に今回の旅で大好きになったのがベトナムおこわ。(ソイ)先生いわく「ごはんのおこわ」と「デザートのおこわ」があるそう。そういえば、ホテルの朝ごはんにあった豆のおこわ、甘くておいしかったな・。デザートのおこわにはお砂糖も少しいれるそう。聞けば聞くほど、おこわが気になる!

デザートにはミルクフルーツとリュウガンを。

たくさんおしゃべりをして、楽しいランチ。デザートにいただいた、ミルクフルーツとリュウガン。はじめて食べたミルクフルーツは、名前のとおりとってもミルキーでクリーミー、とびきり甘くてびっくり。

はじめての味にたくさん出会った特別な時間。先生、ごちそうさまでした。

(先生のお料理教室はこちら https://vandiet.com/)

あ、しぼりたてのオレンジジュースもごちそうさまでした。

とにかく何を食べても本当においしいのがベトナム料理。でもやっぱり、いちばん美味しかったものは、ダントツでこの日の先生のメニュー。おいしい思い出と新たなときめきをお土産に、東京に帰ったらおこわを炊こう。採れたてのココナッツが手に入らない難題と向き合いながら。urara