キャロットシナモンジャム

金時人参にシナモン香る真っ赤なジャム

年末の慌ただしいキッチンで一息、来年の私へ贈り物を。今が旬の真っ赤な金時人参で、ジャムを煮よう。

金時人参ならではの「赤」。この赤の正体は、実は、リコピン。言われてみるとトマトに通じる風味を感じるような。金時人参特有のクセのある香りに合わせて、オレンジジュースで煮ることに。

人参がひたひたに浸るくらいのオレンジジュースを注いだら、火にかけてコトコト煮ます。

シナモンスティックも一緒にコトコト。お好みのスパイスと一緒に、ホールで煮詰めます。人参が柔らかくなったら、一度フードプロセッサーにかけましょう。あ、シナモンは取り除いてね。

まだ粒感が残る感じ。まだまだです。もう一度鍋に戻したら、お砂糖、蜂蜜、残りのオレンジジュースを全て入れて、再び煮詰めます。

蜂蜜はインド産の体に良い蜂蜜（アバウト）を贅沢に。お砂糖はツヤを出しと保存のため、少なめに入れます。普通のジャムに比べたら甘さは控えめな味つけで。

焦げないように木ベラで鍋を混ぜながら。コトコトコトコト・・・

午後のキッチンは西陽が差して、暖かいので、ついついキッチンに居座っちゃう。

良い感じに煮詰まったら、ガラス瓶にうつします。瓶に詰まった美味しいものにはときめきの塊。

ガラス瓶、ホーロー鍋、木べら。ジャム作りに使う道具ってどれもやさしい道具だね。ジャムを煮ながら気持ちもやさしくなれるのは道具のおかげかも。なんて思いながら、次の瞬間には、「働きすぎな偉い人たちこそパソコンオフして、ジャムを煮るべきだ！ジェンダーを問わず！」と一人怒り出したりもする。変ですね。みなさんはジャムを煮ながらどんなことを考えているのでしょうか。

空き瓶のフタがなかったので、みつろうラップをのせて。地球へのやさしさは忘れない。