国際ガールズデーCharityアイテム

国際ガールズデーCharityアイテム

ウガンダとザンビアで出会ったごはんと、女の子と、ジョイセフのこと。そしてCharityアイテムに込めた願い。

この夏、9年ぶり、3度目のアフリカ大陸へ。ひさしぶりの渡航に、ふつふつと不安はあったけれど、大陸についた瞬間にすべてが吹き飛ぶ。カラッとした青空、カラフルなひとびと。グレイッシュでモノクロに生きる東京とは正反対の景色!

1国目はウガンダ。この出張の目的地、フォートポータルまで、車で走ること6時間、国際協力NGOジョイセフの行う女性支援プロジェクトの視察へ。

ハードスケジュールの道中、マーケットに寄り道。車が停まると、次々に現れるエネルギッシュな売り子たち。

はじめて食べた、ウガンダの主食のプランタン。甘みのない青バナナを蒸し焼きにしたもの。

 

ほっこり甘くて、大好きな味だった。これならまい日食べたい、ウガンダでも私は生きていけそうだ。好き嫌いのない食いしん坊でよかった。

ザンビアでは、村のおもてなしご飯をいただいた。まずは村で収穫される穀物の紹介。ピーナッツ、キャッサバ、とうもろこし、葉野菜、トマト。

 

乾燥したザンビアで、こんなに多彩な野菜がとれることにびっくり。大地は偉大だ。

そんなザンビアの主食は、「シマ」。とうもろこしの粉を練ってつくる、お餅のような食べもの。

大量のシマを作りは大変な肉体労働。電気もガスもない村の家では、井戸に水を汲みに行き、火を起こすことから料理が始まる。 

出来立て、ほかほかのシマは手で練りながら食べる。チキンはこの村で元気に育ったニワトリを、その日の朝しめてくれたもの。特別な時にだけ食べる、貴重なお肉。日本で食べるブロイラーとは別物で、身がしまっていて、味が濃くておいしい。

巨大ブラウニーのようなこの食べ物は、ピーナッツをベースに作ったソーセージのようなもの。

ジューシーでソーセージのような不思議な味わい、プラントベースのお肉。

意外にも(?)アフリカの料理はシンプルでおいしい。塩味が基本で、クセのあるスパイスはあまり使わない。だから飽きることはなく、胃も疲れない。野菜が主役だから、からだに馴染む、やさしいおいしさ。

ジョイセフの作ったマタニティハウスの壁にも、野菜のイラストが。

かわいらしいにんじんのイラスト。野菜への愛は世界共通。

その土地のものを食べて、その土地の暮らしや文化を味見して。

おいしさを共有することで、言語以上のものを共有する、そのうれしさは、旅の醍醐味のひとつ。

こんな、普通の旅行では体験できないような、おもてなしをいただけた理由は、ジョイセフへの信頼が築かれている証のひとつ。

1980年代から長くジョイセフの支援が続いているこの村には、SMAGという地域で活躍する保健ボランティアがいて、性教育、出産や子育ての知識を若者に伝えている。現地の人たちからも信頼されている村のリーダーで、このSMAGを育成することも、ジョイセフの支援のひとつで、この村ではみんながSMAGに憧れて、信頼を寄せている。

日本からやってきた私たちへの歓迎を、歌、踊り、あらゆる身体表現で伝えてくれるSMAG。

村には字を読めない人も多いから、SMAGは、避妊や出産についての知識や啓発も、歌や、お芝居、あらゆる表現で伝える。フィジカルなコミュニケーションで、ライフスキルを伝えていくその姿は強く美しく、エネルギーに溢れている。日本とはまるで違う文化、目にすることのできない光景に圧倒される。

ふと、アフリカから東京で生きる自分を見つめてみる。老いることに誇りを持てている?経済的に豊かで、寿命も長いけれど、老後のことを考えると不安になるし、絶えない若者の自殺のニュースを目にしては、絶望している。そんな絶望にも段々慣れて何かが麻痺していく。幸せって、豊かさって?アフリカに来るたびに、日本の「当たり前」が揺らぐ。

10月11日、国際ガールズデーに思うこと。

  

アフリカを見て私が伝えたいことって何だろう。カッコつけずに、11歳の自分の娘に伝えたいことって?「可哀想だから、募金しよね」「私たちは恵まれているから、感謝しようね」だろうか。いや、違う。

 

photo by 夢無子mumuko    project by LactoferrinLab.

この旅で出会った、アフリカの女の子たちのストーリー。

想定外の妊娠、出産。男性からの暴力。HIVによる差別や偏見。貧困。

困難な状況でも負けずに生きる姿にたくさん出会った。

胸に残るのは、悲しみや同情よりも、彼女たちの生きる強さへの敬意。

Charity Visual for JOICFP 

Ai Tominaga / Photographer mumuko /Creative Director Urara

Empower Myself.

世界中、どこにいても必要な力。それは、自分の人生を自分の力で生き抜く力。

2023年、10月11日は国際ガールズデー。

今日も1分に1人の女性が命を落としていて、その多くはアフリカで起きている。妊娠、中絶、出産、子宮頸がんが理由で命を落とす女性がいる。この現実に向き合い、支援活動をづづける国際協力NGOジョイセフジョイセフさんの活動が少しでも広まるよう、クリエーティブワークで協力をしました。 

Ai Tominaga / Photographer mumuko /Creative Director Urara

Empower Myselfのコピー、ロゴデザイン、キービジュアルのアートディレクションを担当しました。このロゴが入ったEmpowerTシャツは、1枚のうち1,000円が、国際NGOジョイセフ×ラクトフェリンラボ(by SARAYA)のプロジェクトを通じ、世界の女性支援に使われます。

一見シンプルなTシャツに見えますが、袖を通した瞬間の着心地、首まわりの抜け感、細部のディテールにこだわりました。既製品のロンTでは叶えられない、細やかなときめき。そんなディテールこそが、人の心を動かす!と信じ、いつもものづくりをしています。これはRomanticFoodiesデザイナー(兼着用モデル)のnamikoとのプロダクトポリシーです。

「チャリティだから買わなきゃ」の気持ちでお買い物させるのは嫌だ。なぜなら、私自身がもともと社会貢献に興味がなかったから。むしろ正直に言えば苦手だったとも言える。20代の私は、自分の半径5メートルのしあわせを考えることで精一杯で、世界に悲しいことが起きていることからなるべく目を逸らしたい若者だった。

大人になった今も、決して忘れないようにしているのはその時の自分の感覚。お説教や理屈なんて聞いてくれない過去の自分に、どうやって、何を伝えよう?どんなクリエーティブでどんな顔して何を話せば、伝わるか?かわいい、おいしいが飽和している世の中で、自分の生み出すものは「かわいい」とか「おいしい」の一歩先のアクションにつながるデザインでなければならない。これは、私のクリエーティブデイレクターとしてのデザインポリシーです。

そんなお話しを、このたび、ジョイセフさん主催のイベントでお話しさせていただく機会をいただきました。

10月7日土曜日、日本橋にて、私は14時から14時50分まで。入場無料、どなたでもふらっと立ち寄りOKのイベントですが、事前申込いただいた方には先着でヴィーガンクッキーをプレゼント。クッキーを食べながら、気軽におしゃべりするような気持ちでお話しします。私もワクワクしています!

お申し込みはこちらからどうぞ

 

イベントの詳細はこちらから

私の他にも、豪華ゲストの方によるイベントが盛りだくさん、SRHRを学びながら自分の健康についても考えるきっかけになる、素敵なイベントです。

そして、イベントではEmpower Tシャツをはじめ、うさぎTやロゴT、キャロットケーキミックスなどRomanticFoodiesのアイテムも販売し、売り上げの一部をジョイセフさんに寄付させていただきます。久しぶりのポップアップでの販売、この貴重な機会にぜひ商品をお手に取っていただけたら幸いです。 

 

2023年10月11日、国際ガールズデー。世界中の女の子が、女に生まれてきたことを理由に、命を落とすことがないことを願って。

カメラを向けたらハートのポーズをくれた、ザンビアの女の子。名前も知らない彼女だけれど、彼女の未来が明るいものでありますように。Happy Girl’s Day!urara